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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

温故知新で何を知るのか?(ひびきあう旅② 10/10)

2013-08-03 | 第五章「和解と平和」

良い旅はただの娯楽とは違うと思う。むしろ、修行に近いと最近想っている。

今年も、奈良や京都にいったりしているが、私たちの祖先が残してくれた文化は自分にとって何か?そんな温故知新の旅もあるが、昨日テレビを見ていたら、水谷豊さんの家出の旅の話も感銘を受けた。心優しい人との出会いで人生が変っていく。

この一ヶ月、そんなことを考え続けているが、昨晩、内田樹著「修行論」(光文社新書)に次の言葉を見つけて小躍りした。

「先人が工夫したあらゆる心身の技法は生きる知恵と力を高めるためのものである」(127P)

U先生の生き甲斐の心理学やA先生の太極拳も実にそうで、私は師に恵まれた幸せものであるが、旅先の素晴らしい寺社仏閣教会や不思議な出会いもそうなのだろう。

素晴らしい環境の中で、五感や体感がきびきび働く場所で、それこそロジャースの6条件が整うような場所で人は何かを知る。

それは、ハウツー本を読んだらわかるような皮相な知識ではない。今ここで生き残る知恵であり、さらに遥かに時空を越えた幸福への知恵だと思う。

ひびきあう旅② 9/10

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