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イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

感動する心と勤勉性 (勤勉性を深く考える 9/10)

2018-06-27 | 第六章「螺旋状に上昇する意味」

 勤勉性というと、何か暗くなる人が大勢いるようだ。私もかつてはそうだったように思う。それは「・・・すべき」といった<べき論>の世界に直結するようなところがあるのだと思う。<べき論>の世界は生き甲斐を奪い、なにか忍従の世界をイメージさせる。そして、その勤勉性のイメージの世界はこころが躍動するような雰囲気は全くないように見える。

 さて、このところ7-8世紀の日本のことをいろいろ研究している。7-8世紀は今の日本にどこか似ている。7世紀の半ば過ぎに大国・唐に大敗北をし、いろいろあるが日本の唐化を図った時代のように思う。それは、和魂洋才の明治から太平洋戦争で大敗北をし、U.S.化している今の日本にどこか似ている。敗北による国民的な無力感・劣等感のひろがり、そして勤勉になり飛躍をする。7-8世紀は新羅が予想以上に力をつけ唐を敗退させたことで、今の日本と状況は違うが、劣等感を勤勉性と技能・技術革新で克服していた傾向はとても似ている。しかし、そうした劣等感をバネにした時代が終わると意外に混迷を深めたりする。大きなビジョンが必要な時代なのだろう。

 ところで、勤勉性というと、<べき論>や忍従といったことを彷彿させるが、はたしてそうだろうか。私は決してそうでは無いと思う。自分のやりたいことを見つけて、生き甲斐を持って何かをしようとしても、いわゆる<べき論>や忍従の仕事がどうしても発生する。しかし、そうした仕事でも考え方が変わると楽しい仕事に変身することも確かだ。北大阪震災にも全国から沢山のボランティアが訪れたという報道があった。復興の仕事などは代表的な<べき論>や忍従の仕事かもしれない。しかし、これで見方を変えて人生を豊かにする人もいるようだ。

 私も、災害ボランティアではないが、昨日一年に数回の地域での食事作りボランティアをしてきた。内容は一見<べき論>や忍従のしごとなのだろうが、実際にこころが踊る部分があった。忍従の仕事に生き甲斐を持つこともあるのだ。大きなビジョンを持つと、小さな忍従の仕事もいきいきするし、注意して見方を変ると、仕事自体が楽しくなったりする。どんな仕事にも創意工夫の余地があり、個性を発揮できる部分がある。勤勉性は感動するこころと同居できるのだと思う。それには、つまらないと思う仕事を楽しくする知恵が必要だ。

勤勉性を深く考える 9/10

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