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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

苦手な相手との語らい方は?(爽やかな心 9/10)

2018-07-07 | 第九章「愛」

 動物にも天敵があるように、人間にも相性の合わない人とかいろいろいる。それを乗り越えてなんとか生きている私たちであるが、時には自己愛に問題があるような方(お医者さんが自己愛パースナリティ障害と呼ぶような)に出会うことがあるかもしれない。そして、そういった方(Aさんとする)と話していると自分の自己愛がどんどん傷ついていき、元気がどんどん無くなっていくのが特徴のようだ。逃げるのが勝ちが良いのだろうが、そうも行かないときはどうしたら良いか。

 Aさんと接することで湧いてくる自分の罪悪感・劣等感・絶望感の意味するところを考えても、ますますへんになっていく。おまけに、Aさんはカリスマ性があったり、魅力的だったりすることも多い。こうしたときは視点を変えて、自分に問題があるというよりAさんがへんではないかと疑うことが大事かもしれない。しかし、この場合でも相手を異常者と考えるのではなく、一つの個性と考えて対応するのが良い。自分の眼が邪眼では状況はどんどん悪化するからだ。

 U先生から教えていただいた、私が好きな言葉にパウロの「人の身体は神の神殿」がある。これは、神はへんであってもどんな人(自分を含め)をも愛しているという思想だ。これはキリスト教であるが、他の多くの宗教や哲学でも人間の尊厳を大切にし、人間に向き合う業界(例えば医療や福祉)では人間の尊厳は常識だ。感情はストレス曲線であっても愛を信じて対応すると、何かが変わってくる。

 自分を守ることも含め、Aさんのこころの安定を図りつつ、前向きに話しをすすめるにはどうしたらよいのだろうか?幾つかのポイントがあるようだ。①普通は考えない、温かいこころのつながり(ラポール)を意識する。②Aさんがどういう時に心を乱すかを研究し、話題を選んでいく。③自分の状態を考え(体調はどうか、こころは乱していないか・・)話すタイミングを考える。④状況により、批判することなく無条件に聴き手にしっかりまわる。⑤Aさんの感情を理解する(賛同でなく、共感)。こんなところであろうか。

 さらに、忘れていけないことは、微笑みをわすれないことかもしれない。そして、祈りも。

爽やかな心 9/10

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今の世の中、自己愛に問題のある方も増えてきているように見える。そして、そんな人は時に優秀で魅力的であったりもする。そんな方とお話していると、自分の自己愛が相手にどんどん吸収されるかのようで、ストレス曲線にどんどん追い込まれていく気分になることがあるようだ。そんなとき、自分を自分で追い込んでいくのをやめて、相手の方は自己愛に問題があるのではと考え、対応する方が良いように思う。

 どんな対応かというと、



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