
2003年サラリーマンを辞めたが、それ以前と以降、何が変わったかと問われれば、「撤退したり、そぎ落とすことが多くなった。」と答えたい。選択は、選ぶと同時に何かを断念し、撤退することを意味する。
サラリーマン時代でも、選択や撤退することはあったが、バーチャル的な要素が多く、本当に身銭を切るような選択や撤退は、私の場合は少なかった。
最近、団塊の世代の2007年問題ということもあり、定年後何をするのかなど、いろいろな企画が出回っている。年金やフィナンシャルの話は多い。キャリアパス的な話も多いようだ。余暇の過ごし方も多い。
ただ、生き甲斐をもって何をするかといった本質的な企画は極めて少ない。昔からあった、ライフデザインなどの話も、何をするかというハウツーが効かない問題については空白である。
生き甲斐のある人生。選び取る人生のようだが、断念し撤退する人生に近いのかもしれない。
そして、この分野の主役は、自己の内部深くに向う探検である。
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