自分の生育史の中での愛の名場面。なるべく幼い方が良いとも言われるが、そういった名場面を愛の原型と呼んでいる。この愛の原型は人それぞれ生育史が異なるので異なるし、過去の経験の解釈も後で見直されて変わることもあるので個人においても変わることもあるようだ。
この愛の原型は、例えばある花を贈られて、愛されていると感じたり、その反対になんとも思わなかったりなど日常生活での人との関わりの中で結構大事である。そんなことで自分の愛の原型はどうなっているか、大切な人の原型はどうなのかを意識することはとても大事。
生育史が全く異なる二人が結婚したり、あるいは同僚となったり、子弟となったり・・いろいろな人間関係が日常の中で育まれてくるが、自分の愛の原型を記憶をもとにあれやこれやと思い出して楽しむ他に、他者の愛の原型を確認したりする中、自分の愛の原型のコレクション?がいろいろ増えてくるようにも思う。
最近、傾聴や自問自答のことを考えることが多かったが、すでに亡くなってしまったがある伯母さんのことを思い出す。今考えればずいぶん失礼なことを言ったときも、何もいわずニコニコと聞いてくださった光景。当時は伯母さんの人生など俯瞰できる能力もなにもなかったが、今考えると何ともいえない温かい気持ちになったりする。
自分の中の考古学的(笑)愛の原型の発見は、これからの人生をより豊かにしてくれるようにも思う。
蛇足だが、縄文時代の遺物の中にも当時の人の愛の原型が隠れていることも当然あるのだろう。
5/10 明るく生きるとは
------------------------------------------------------------
縄文中期の関東・中部地方を中心にした愛と魂の物語です。
「縄文小説 森と海と月 ~五千年前の祖先の愛と魂~」購入方法
1.紙の本の入手については・・・
四ツ谷サンパウロさんへ 定価(1,500円+税)送料別。
電話:03-3357-8642(書籍・視聴覚)
住所:〒160-0004 東京都新宿区四谷1-2
なお、国会図書館、八王子市図書館には蔵書としておいてます。
2.電子書籍版は定価(1,000円)でアマゾンさんで、
Kindle unlimitedなどの特典で無料でも読めます。
サンプルもあります。
縄文小説 森と海と月 五千年前の祖先の愛と魂
森 裕行
--------------------------------------------------------