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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

愛の原型のコレクションを楽しむ (5/10 明るく生きるとは )

2022-01-27 | 第四章「愛とゆるし」

自分の生育史の中での愛の名場面。なるべく幼い方が良いとも言われるが、そういった名場面を愛の原型と呼んでいる。この愛の原型は人それぞれ生育史が異なるので異なるし、過去の経験の解釈も後で見直されて変わることもあるので個人においても変わることもあるようだ。

この愛の原型は、例えばある花を贈られて、愛されていると感じたり、その反対になんとも思わなかったりなど日常生活での人との関わりの中で結構大事である。そんなことで自分の愛の原型はどうなっているか、大切な人の原型はどうなのかを意識することはとても大事。

生育史が全く異なる二人が結婚したり、あるいは同僚となったり、子弟となったり・・いろいろな人間関係が日常の中で育まれてくるが、自分の愛の原型を記憶をもとにあれやこれやと思い出して楽しむ他に、他者の愛の原型を確認したりする中、自分の愛の原型のコレクション?がいろいろ増えてくるようにも思う。

最近、傾聴や自問自答のことを考えることが多かったが、すでに亡くなってしまったがある伯母さんのことを思い出す。今考えればずいぶん失礼なことを言ったときも、何もいわずニコニコと聞いてくださった光景。当時は伯母さんの人生など俯瞰できる能力もなにもなかったが、今考えると何ともいえない温かい気持ちになったりする。

自分の中の考古学的(笑)愛の原型の発見は、これからの人生をより豊かにしてくれるようにも思う。

蛇足だが、縄文時代の遺物の中にも当時の人の愛の原型が隠れていることも当然あるのだろう。

5/10 明るく生きるとは 

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