悩んでいる本人の回答は本人の中にある。これは「生き甲斐の心理学」の鉄則のようなものであるが、回答を得ることは結構難しい。通常どうしたらよいのかは自己概念が邪魔していて呆然としたり、考えがどうどう巡りをしたりするものだ。
他者の支援であれば傾聴。自らの問題では自問自答が上手に行われる為にはどうしたらよいのだろうか。
臨床心理学では受容、共感、純粋と一致などが良く言われるが、その前提としての人間観について一言。童話で北風と太陽があるが、こころを開き人の神秘にも預かるためには北風ではなく太陽が必要。不信や否定的な言動は人の心を閉じ自己概念の壁を厚くするのがせいぜい。従って、自問自答であれば自己否定ではなく自己肯定的でなければならないし、傾聴であれば他者肯定的なスタンスが不可欠だ。これはテクニックでもある程度できるが、人間観に基づくと迫力が全然違ってくる。意外に哲学や宗教の世界が重要なのだ。感情的には否定的であっても、心を開こうとする意志を持ち、それにより心が開かれていくと人間の神秘的な姿が見えたりする。
縄文時代の祖先の遺物や遺構と接するときも、同じようなところがあるのでは。何故こうなのかと思索するうえでも役立つようだ。
2/10 明るく生きるとは
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縄文中期の関東・中部地方を中心にした愛と魂の物語です。
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森 裕行
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