先の日曜日、八王子の勉強会の後、電車の中で楽しく語り合った話題が旅行の話であった。
「今年は、随分旅行をしたね!」 私も、この十年以上海外旅行をしてなかったが、今年は3回。国内旅行も2回。一緒に話していた友達も、海外旅行を沢山。
旅行に行くと、何か自分がイキイキしてくる。いつの間にか身体に浸みこんできたマンネリズムに気が付く。お互いにうなずき合いながら語り合った。
35歳から60歳。エリクソンの人格形成論では、この時期は7番目の、「世話、生殖性、停滞感」の時期としている。
多忙な中に忍び寄る仕事のマンネリズム。大事な人間関係に忍び寄るマンネリズム。宗教・哲学などの正中線に関わるマンネリズムもあるだろう。理論的にいえば、自分の持つ理想と現実のギャップが倦怠感とかマンネリズムを生じさせるのだ。
そして、このマンネリズムがあると、これもストレス曲線なので、心は確実に不自由になる。そして、現実吟味力や不健全な防衛機制でとんでもないこともおこりがち。
そんなマンネリズムを打破するのに良いのが旅行。旅行も、できるだけ自分の自由意志、感性を大事にできればもっと身に成る。
私の場合。自分の生育史を大事にしたい(自己実現の3つの問いの一つ)という狙いもあった。大学時代の心理学や文学の想いを振り返る中欧旅行。母方の祖父母に大きな影響を与えた大叔父さんの墓参を兼ねた台湾旅行・・・。
旅行は、五感をフルに刺激する。適度な緊張感もリラックスタイムとバランスがとれると心地よい。今まで蓋がされていた心の泉が新たに湧きだす。
さて、次は何処に行こうか?
「マンネリは 自分を蝕み 破壊する 五感大事に 旅行をしよう」
(写真は東大寺の転害門)
マンネリズムに陥らない 1/10