この世で生活するのは精神的にも結構疲れるもののようだ。自分の弱点、所属する組織の弱点というのは必ずあるものだ。そして、利害関係も必ずある。弱点をカバーしつつ、時には相手を攻撃したり、そんなこんなでバランスをとり生活する。
そして、隣の芝生が緑に見えたりしても、人生の節目でいろいろ変わっても、生活の本質は余り変わらない。
先日のんびりと過ごした薬師池公園も、ハチやトンボ、アメンボー、オタマジャクシと美しい梅雨に咲く花の周りは結構忙そう。写真を撮ったりするときでも、ハチに刺されないよう・・・気をつけたものだ。
さて、いつものように、「生き甲斐の心理学」から、これに似た事象を研究してみよう。今日は防衛機制の「反動形成」。
反動形成: 自分の弱さを人に知られたくないし、自分も認めたくないので、これを克服すべく他に極端に走る事
皆さんが知っている例を考えると、弱点が明らかにあって(たとえば体力的に劣る)、いじめられる時、弱い犬が極端に吠える。これが反動形成である。商売で競争しているときに、商品的に完敗しそうなとき、競争相手の悪い噂を何となく言ったりする。これも反動形成。
そして、反動形成は、心の安定にとても大切だが、反動形成をしていたということを心のどこかに意識化することが大切。私の亡父は、喧嘩をすると殆ど謝らない人であったが、どこかで別のかたちで謝る(補償)ことが上手だった。自分の非をどこかで表現する。
私も、いろいろな形で反動形成をしている。でも、すべて意識化しているかと言われるとどうだろうか。
まあ、時にのんびりと考えることは人間の成長のために必要なのだと思う。
のんびり暮らす 3/10