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イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

個性を発揮するのは良いもんだ!(防衛機制を考える 15/15)

2011-02-03 | 第六章「螺旋状に上昇する意味」

 大学生になったころ、スポーツの同好会に加入した。一年くらいたってから、ある先輩と親しくなった。物静かで、横浜の下宿でいろいろ話こんだりした。その先輩は小説家を志望しているのか、大学の文芸誌に投稿をしたりし、時に小説の話をしてくれた。その中で印象的なことは、冬の寒い時は、夏の話を。真夏で暑いときは真冬の話を書くんだと言っていて、なるほどと思った。

 ブログの写真も、この季節底をついてきた。そこで、昔とった夏の写真とかを覗いたりした。小説を書いていた先輩と違ってか、私の場合、夏の写真に今の季節はこころが動かない。そして、丁度一年前、昨年は今ごろ雪が降った。その時の一枚を今日の写真として選んだ。そういえば、今年は寒いがまだ雪がない。そろそろかもしれない。

 さて、個性とは何だろう。

 14の防衛機制の紹介、今日は最後の抑制であるが、テキストによると、≪抑圧より数段軽い感情制御が抑制。抑制は、抑圧より健全な状態、抑圧はどちらかというと強迫的≫とある。組織の中、家庭の中、いろいろなしがらみの中で、何となく自分を抑制してしまう。

 それで、可もなく不可もなく平穏に暮らしができる大メリットもあるが、自分の本音を主張しなかったり(白を黒と思わず言ったり)で、何となく元気が無くなる面もある。没個性の生活というのだろうか。

 1980年台に、海外との折衝が多い仕事についたことがあった。当時の私の会社の雰囲気は、かなり日本的であった。そして、米国の人と接すると、本当に個性的だと思った。一番の違いは、定時になると、さっさと仕事が残っていようが帰宅して、自分の自己実現にまい進する。仕事だって、何も出世や高給を目指すだけでなく、生活の質を考えながらいろいろ選択する。

 日本人が皆同じようで、個性的でないように見えた。

 でも、文化の差は当然あるが、50歳近くなって生き甲斐の心理学を学び始め、日本人も実は充分個性的であることを発見したのだ。深層心理学でいわれる。自分以外の他人は驚きの対象・・・本当にそうなのである。

 もう、8年前になるが、長年勤めた会社をやめ、抑制からちょっと解放された生活を始めた。急に福祉の仕事を始めたり、時には宗教のことを話したりで、少し個性的であったようだ。より自然体と言うのかもしれない。

 そんな生活をしていると、ちょっと景色が変わるところがある。自分の行動も変わったのだからかもしれないが、離れて行く人、近づいてくる人がでてくる。ただ、周りの景色が変わっても、自分の根が大地にしっかりと根付く感覚が強まるようだ。

 こころの防衛機制を考える 15/15

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