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イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

自分のことでも結構知らないんだ!(防衛機制を考える 13/15)

2011-02-01 | 第六章「螺旋状に上昇する意味」

 skypeという言葉を良く聞くようになった。一度検討したいと思っていたら、先日webカメラが中古品ショップで安価で売っていたので、買ってみた。まだ、skypeはセキュリティソフトの関係もあり作業中であるのだが、Webカメラはなんとか動いた。

 skypeでテレビ電話でWebカメラをつかうなら別だが、単独でWebカメラは自分の姿を見る程度。使い道は?であった。今朝はひげそりで鏡を見る代わりに、何となく使ってみた。おぉ、顔の皮膚やひげをかなりリアルに写せる。これはすぐれものと思ったが、ここ一つ使いにくい。

 その理由は鏡の鏡像になれてしまっていたのか、左右がちゃんと映るWebカメラの映像が使いにくいからである。自分の左右という基本的なことが、鏡という虚の世界に依存したため、正しく認知できてなかった。21世紀に生きながら、自分の左右の感覚は卑弥呼の時代と同じなのだろう。

 さて、今日は14の防衛機制の投影を取り上げてみたい。投影はテキスト(生き甲斐の心理学)によると、次のように説明されている。≪自分の欠点を正視するのに耐えられないので、自分以外のものに責任転嫁する心理。≫とある。例として、ケチな自分を認めたくない人が他人を見て彼はケチだと非難する。こんなことが載っていた。

 自己事例を考えると、結構思い当たることがある。私は外資系企業でのサラリーマン生活が長かったが、そこでは品質管理が盛んであった。そして、仕事のミスをどう低減するかが良く検討された。利害関係もあり、人間プライドもあり、いろいろだが投影は今あらためて考えると、改善活動の大きなのポイントだったかもしれない。

 小集団活動・・・それは、心理学的にいうと投影をロジャースの6条件を満たす雰囲気で克服する集団活動。そんなことが見えてくる。

 日常の自分の弱みを解決するには、どう投影と向き合うかがあるだろう。ただ、多くの日常的なケースでは、自分の問題を掘り下げるというより、逆に投影・生贄の子羊作り(マスコミの報道なども大きい)で気分爽快ということもあろう。別にそれが、実害がなければかえって良いこと--成功事例にも。

 投影・・・この防衛機制は、日常の中で、他者からの思いもよらない攻撃を受け止めるときにも、その存在を知っているだけで受け止めやすくなる。何故、そんなふうに行動したか。自分とは違う、他者の伺い知れぬ成育史の一端を知ったりすると、謎が解けたりしたことも。投影の結構激しい行動と裏腹に、人は本当に悲しい存在である。

 ただ、解決できないような弱みに観えても、その実態の解釈は本人の自由である。どんな時も救いの道は残されているとも思う。

 こころの防衛機制を考える 13/15

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