goo blog サービス終了のお知らせ 

イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

仕事って何だろう?(こころの平和と生き甲斐 10/10)

2010-12-29 | 第五章「和解と平和」

 先日、こんな若い人の会話を耳にした。

Aさん「好きなことを仕事にできたら、いいな!好きなコトをして、しかも稼げるなんて。」

Bさん「でも、好きなことを仕事にするのは良いんだけれど、仕事ではやはり辛いこともしなければならない。そんな中で、好きなことが嫌いになってしまう人もいるみたい。」

  還暦をまじかにひかえた私たちの世代にとって、仕事は、修行的なイメージが強い。実際、幼いころには、ある職業を何年もやられたプロで溢れていた。それに対し、若者は、社会のサービス化に伴って、何でも(教育や職業などでも)、選べたり買えたりするように思うのだろうか。とても、軽いノリがある(でも、大変な世の中で苦労はしている。)。でも、これだけの会話でも、いろいろなことを思い浮かべてしまう。

 では、仕事とは何であろうか?今まで学んだ心理学の知識も含め、自分なりにまとめてみようか・・・

1.生計を立てるための手段(人は生物学的な存在でもある。とても大切な側面)。

2.仕事をすることによって、体感、知覚が変わり、その仕事が好きになることもある。勿論、嫌いになることもある。好きな仕事だと思ってもそれが変わることはあるのだ。

3.社会的貢献。世のため人のためという性格がある。堅い話であるが、どうもこのポイントは、自己肯定、他者肯定が人間の基本的な幸福追求の構造であり、大切だと思えてならない。

4.人により、何らかの条件で、個性の美とか潜在能力とかが発揮できる仕事もある。時には想像を越えた成果を 出したりする。3に絡めて、不思議な領域であるが。  

5.自分のアイデンティティと仕事が一致すればするほど、仕事が楽しくなったり、苦痛でなくなったりする。 資本主義の世の中、米国のようにお金を稼ぐことを大切にする企業に勤めたり、反対にNGOやNPOで普通の企業に出来ないことをするという選択もあるのだろう。

 こころの平和と生き甲斐というタイトルで考えて来たが、やはり、多くの人にとって仕事は人生の中で重要な位置づけになる。年末年始に、いろいろ考えてみるのも良いかもしれない。新しい発見があるかもしれない。

こころの平和と生き甲斐 10/10

人気blogランキング・・クリック応援お願いしますね!