イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

認知症患者の方と一緒に、こころと身体と魂の妙・・・(五感・体感を考える 8/10)

2010-09-23 | 第二章「五感と体感」
生き甲斐の心理学を学んで、はっとしたことの一つは、人はこころ(成育史)と身体と魂(愛そのもので、人が死んだ時に身体から離れる生命体)から成り立つという見方であった。

 単純な考えではあるが、徹底してこの見方をとると(信じると言ったほうがよいかもしれない)、人との接し方でとても役にたつ。

 昨日、NHKテレビで認知症の特集を見たが、私は介護の仕事で認知症患者の方と毎日のようにご一緒したことがある。その時、どんな人でも愛そのものの魂があると信じると、そのストレスが全然違うようになることに気づいた。勿論、カールロジャスの6条件など心理学の知識も認知症の方との接し方で役立つが、修羅場を潜り抜けるには、愛そのものの魂をもっていると信じることは非常に大きい。介護の勉強では人間の尊厳と教えられるが、それではピント来ない。この愛の感覚(思考が変わると知覚が変わり、五感・体感も変わってくる)は、恐らく様々なテクニックに勝ると思う。

 話は変わるが、写真は、この酷暑の夏、近くの涼しい林の中で撮った写真である。緑が本当に美しい。

 さて、この緑色は植物の葉のオーソドックスな色であるが、植物の葉緑素による光合成作用の中で、使われない波長だそうである。植物が元気で光合成が盛んであれば緑色に見えるが、その働きが弱まると赤などの他の色に変わる。葉の色は本来ないが、光の吸収とその波長により色が認識される。

 植物の葉と同様に、人の外見は何となく判るように思えるが、こころと身体と魂で多角的に考えると、もっと深い智恵が得られるように思う。本質をどう見るかは、人生を変えるくらいのインパクトがある。

五感・体感を考える 8/10

人気blogランキングへ・・1クリックで燃えます!感謝しています!!!