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イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

ふらっと~

2009-04-14 | 第六章「螺旋状に上昇する意味」

 携帯電話など遠い未来の話であり、電話さえ殆どの家になかった時代に私は育った。

 幼い頃から、友達の家に遊びにいくのは、当然アポイントメントなどをするわけでなく、そう、ふらっと~尋ねるのであった。そして友達の都合が良ければ、楽しく遊び(時計など当然持ってないので、暗くなるまで遊ぶ)、都合が悪ければ、別のところに行った。

 この行動パターンは、昔は大人でも普通だったようだ。何で読んだか忘れてしまったが、文豪の親友関係にある間柄で、親友Aがふらっと寄って来た時、とりこんでいれば、親友Aは奥さんにお茶を一杯いただいて、気を利かせてふらっと帰るとのことであった。

 1960年代の私の中学、高校時代でも、このふらっと~は結構世の中に浸透していたのではないだろうか。

 私が40歳台、50歳台の1990年代から2000年代のサラリーマン時代、このふらっと~は忘れ去られ、一日50通越えるe-mailを見たり、留守番電話を聴いたりし、朝から晩まで働いた。

 昨日、千代田区方面に出かけた時、夕方、中学校の同窓生だったB君のところに、ふらっと~寄った。夕方の忙しい時だったので、もう会ったのが10年ぶりくらいであったが、二言三言話して、ふらっと~立ち去った。

 1960年代のスタンダードを実行したわけだが、なかなか良い再会であった。

<アイデンティティ確立の時代 1/4>

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