イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

人を信じること!

2009-01-15 | 第三章「無意識の世界」

 自分を認識する感覚というのは、いつの間にか五感や体感を通して身につくものらしい。

 例えば、今パソコンに向かって文章を書いているが、視覚や触覚、聴覚、を通してキーボードで文字を打ったり、時に手を顎に当てて、手と顎の触覚や内部感覚を同時に味わったりで自分の感覚を確かめることができる。

 そこには、他者と違う、自分という独自の認識が掴める。しかし、自分以外の他者(人やモノ)は良く考えてみると、自分を認識するように掴めない。増してや、どのような生育史があって、どのように思考するかなどは自分と比べれば殆ど掴めないものだ。

 勿論、自分と他者の間にひと括りに深い溝を想定するのではなく、心理的は知覚の一部が分化していくという現象もあり、愛する家族やモノでも愛車などは、自分の一部のよう感覚さえ持つこともできる。

 しかし、所詮他者は自分と異なる。例えば、若い頃妻と結婚を決定したときなど、他者(妻)の本心にドキドキしたものだが、自分と他者が違うという現実は結婚したから変わるものでもない。

 本質的には遥か彼方の他者に対する接し方で大切なのは何だろうか。57年の拙い人生経験と「生き甲斐の心理学」の学びから、判るのは信じることの重要性であろう。

 相手を信じると、自分のこころの流れが豊になり、時に不安になったり怒ったりしても、明るい感情に包まれることが多い。しかし、信じないと、そうは行かない。信じるか否かで、思考・感情・行動も変わってしまう。

 私もかつて営業マンであったが、自分や会社を信じてくれなければ、いくら完璧な理屈で説得しようとしても、営業などとてもできない。

 そして、自分も相手も、身体と生育史からなる心だけでなく、魂(愛そのものと考えてみる)を持っていると考えると、信じる力が湧いてくる。人間観に磨きを掛けることも大切なようだ。

<対人関係3/8>

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