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イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

私が私でなくなるときにどうする?(私は私? 9/10)

2019-11-22 | 第五章「和解と平和」

 昨日、久しぶりに東京国立博物館に立ち寄った。「人、神、自然」の特別展が気になっていたからである。日本の縄文時代だけを考えていると視野狭窄に陥ってしまいがちで、同時代の古代文明はどうなってたかと気になっていたのだ。エジプトの青銅器のネコちゃんには心が躍った。弥生時代ころのものだが、海外ではネコの家畜化は9000年くらい前との説もあり、いろいろ楽しく妄想させていただいた。

 さて、勉強会の準備ということで、こころの健康についてあれこれ考えている。自分のこころが健康な時と、ちょっと危ないなと思う過去の自己事例。対比して、生き甲斐の心理学でよく取り上げられるプロセススケールで思索すると、説明しやすいように思う。例えば昨日のこころの状態と忙しかった30年くらい前。

 一日のこころの流れを考える時、一番のポイントは思考や行動の流れも大事だが、感情を考えると分かりやすい。一日の内でも予想以上に喜怒哀楽があるものである。感情が意識できれば健康な証拠のようだ。さらに、例えば、博物館に行くという一つの流れの中の感情の流れに注目する。行くことを思いつき、諸般の事情でどうするかを決め、さらに準備。その中で様々な感情が蠢く。そして、実際に行ってみて感動したり失望したり、人間関係で混乱があったりで感情はいろいろ変化する。そして帰宅から休息・・・。その感情の流れを、例えば事の始めにある程度予想でき受け入れることが出来ている。その感覚がもう一つの健康な証拠のようだ。

 こころの健康がへんな時は、例えば会社である任務を与えられた時に、私の場合は無意識に小学校のある事件(こころの未解決な問題)とダブルようなところがあって、その任務をする場合に起こる感情の流れを予め受け入れられず、混乱してしまった。こころの流れだけでなく、湧き起こる感情も何か他人事のようになり、さらに自己表現力も失い、思考や行動もちぐはぐになっていく。

 幸い、私は周りの人に助けられ、すぐに元に戻ったが。それはU先生が言うところの「人生の妙薬」がポイントだったかなと思う。①十分な睡眠。②ホンワカ気分が生活の中にある。③歌と踊りを楽しめる環境。④遊びを取り入れる。⑤何の為に生きているか生き甲斐は何かを考えている。

 これだけであれば、普通は大丈夫かもしれないが、生き甲斐の心理学を学んだ暮らしの中のカウンセラーがいたりすれば・・・もっと良い結果を生んだかもしれない。回り道も大切だとは思うけど。

私は私? 9/10

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自然体になるためには (私は私? 1/10)

2019-11-06 | 第五章「和解と平和」

 先日、町田市の薬師池公園に立ち寄った。天候のせいか紅葉がここひとつであり、ちょっと淋しい気分で池の畔に佇んでいると、私の側に大きなカメラを持った7-8人の一団が近づいてきた。何かを撮ろうとしているようで、何がいるんですかと一人のかたにお訊きすると。「カワセミがあの棒の上に・・」と言われる。私もカメラを持っていたので、遠いところに美しいカワセミがとまっているのを見つけ、写真を撮らせていただいた。

 この角度が良いとか、絞りはどうだとか楽しそうに話しあっている。カワセミを見るとやはり心は躍るのだが、どうもその一団の人と比べると躍り方が違うようで、カワセミが素早く移動すると、とまった場所を見つけて熱心に移動される。さすが良い写真を撮る方は違うと思いつつ。私は後を追いつつも、何枚か撮って・・こんなものかなと妥協して立ち去った。清々しい気分で幸せだった。

 年をとっていくと、良い意味でも悪い意味でも、身の丈を意識するようになる。それは自分のこうありたいという理想の領域を、それまでの経験から身につけた現実吟味力で調整するのだ。40歳台だったら、ひょっとしたら日が暮れるまで追っかけていったかもしれない。しかし、理想が高すぎると、ストレスは高くなり、面倒なことになることもある。逆に理想が低すぎれば、理想と現実のギャップであるストレスはないかもしれないが、何の為に来たのか分からなくなり、これも問題である。

 適度な高さの理想を決めていく。これは大事なことだと思うのだが、理想の高さについて余り言われることもなく、若い頃ころは「少年よ大志を抱け」で高く持ちすぎて独り相撲をしたものだ。

 経済的に自立したりすることは、それだけで実に大変な苦労を伴うものである。そんな中で、過度に理想を更に高くし、それをのんびりと点検する知恵がなかったために、自然体ではなく防衛機制のかたまりでうまく行かなくなったりすた。何かへんだなというときに、自分の理想を点検する。別の視点も取り入れてみる。自分の正中線というか柱がふらふらしていては問題だが、ある程度定まっているときは、理想を変える勇気も大事だと思う。カワセミが自然体で生きているように。

私は私? 1/10

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幾重にも重なる地層のように、祖先は何を信じ温かい気持ちになったか(夢を育む 10/10) 

2019-10-07 | 第五章「和解と平和」

 昨日は西東京市、西武新宿線の東伏見駅のそば、下野谷(したのや)遺跡で行われた縄文の森の秋祭りに友人と訪問した。遺跡公園には一度訪問したことがあったが、今回は駅から低地だった道を南にゆっくり歩き、石神井川を越えてちょっとした階段を登って下野谷遺跡のある台地に行くと、縄文中期の都内有数の拠点集落に来たという実感が湧く(国史跡)。石神井川を下る(東方向)と北区の西ヶ原遺跡や中里遺跡のある縄文中期の海沿いに出る。もちろん、西に向かえば多摩を経由して縄文時代の甲州街道を経て信州方面に行ける・・・

     

 催し物もなかなか楽しく、友人とタブレットでVR(バーチャルリアリティ)のアプリを走らせ4500年前の下野谷を楽しんだ。VRはかつての仕事柄昔20年30年前から名前は知っていたものの、このようなアプリケーションで利用者として出会うとは想像もしていなかった。あいにく暫くすると霧雨が降ってきて皆さん活動を中断したりされていたが、私にとっては五感体感を刺激して4500年前を想像するのに良かった。

    

 現地で発掘された、4500年前の土器に触ったりしで、秋の祭りをいろいろ楽しんだが、一番印象的だったのは冒頭の遺跡の地層模型だった。

 

 29,000年前の石器が出た地層。旧石器時代の遺物から縄文時代の下野谷も凄いが、古代~近世、そして第二次世界大戦の中島飛行機製作所の工員寮の跡があることを知って驚いた。蟻の街のマリアが勤労奉仕で働いていた中島飛行機の関連施設が下野谷のにもあったとは知らなかった。

 私たちは日々ストレス曲線(暗い感情)を感じて生きているが、その逆の幸福曲線(明るい感情)も感じることがある。ずっとストレス曲線の中で生きていくのは辛いが、例えば神仏を信じると幸福曲線が見えやすくなるという特性が人間にはあるようだ。激しいストレス曲線の世界から、突然幸福曲線の世界で法悦感を味わうというのは、一流の芸術のテーマになったりする。遺跡の下に眠る地層の各々の時代に生きた祖先たち。そのストレス曲線や幸福曲線はどうだったのだろう。

 下野谷遺跡は交易の拠点だったので、東から石神井川を昇って海の幸や塩が運ばれ西に向かい。西からは和田峠の黒曜石や猪の骨の釣針やら、翡翠など・・・祖先たちはオオゲツヒメを信じ、ツキヨミの暦を信じて厳しい世界の中で、平和な気持ちを維持してきたかもしれない。一方、太平洋戦争の終戦間際には東からB29がジェット気流にのって飛来し、艦載機が突然現れて機銃掃射をして西に向かったりする。そんな中でも勝利を信じて人々は生き抜いてきた。何を信じるかで微妙な問題を生じたりもするが、地層といっしょで何万年の間、色々な人がやってきては去って行く。そして何かを信じ生き残る。そんなことを考えるとこころが少し温かくなる。信じる対象・・愛や慈愛とは、思索を深めるのには良い秋がやってきたようだ。秋祭りにも感謝。

夢を育む 10/10

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縄文時代の10,000年。何故戦争がなかったのか?(夢を育む 5/10)

2019-09-25 | 第五章「和解と平和」

 2012年にハワイに行ったとき、一人海岸沿いを歩いていたら、米国陸軍博物館があり無料ということもあったので見学をさせていただいた。日本人の観光客が一人で入ってきたので、ちょっと怪しまれたが写真まで撮らせていただいた。米国から見ての太平洋戦争。平和な日本人も多いワイキキの喧噪から一歩入ったところにこんな場所がと不思議な思いがした。 

 さて、昨日は小さな罪悪感から、小さな平和の話をさせていただいたが、今日は個人ではなく政治も絡んだ集団といった大きなことを妄想している。日本は私が生まれる少し前には博物館で展示されていた太平洋戦争があり、その前の明治にも日清戦争や日露戦争もあり、世界の先進国と言われる国と同じように戦争をしていた。両親、祖父母、曾祖父母の時代は明治維新の内戦からいろいろな戦争と日常的に接していたのだ。

 しかし歴史を振り返ると、江戸時代も250年くらい戦争はなかったし、私の心酔している縄文時代は、殺人事件はあっても集団的な戦争はなかったというのが定説になっている。その期間はなんと10,000年以上なのである。明治以降なにが変わり、あるいは縄文時代は何で兵器などがなかったのだろうか。

 ちょっとした夫婦げんかと世界大戦を比較するのもちょっと気が引けるが、目的志向性、自発性、罪悪感、怒り、友好的感情といったキーワードで追っていくといろいろなことが見えてくる。当時の軍隊や政府は当然としても、私の母なども戦時中は軍事工場で平気で兵器をつくる勤労奉仕をしていたりする。そうした時代を生き抜くためには何が必要かも朧気ながら見えてくる。

 縄文時代の私たちの祖先が平和の時代を延々と続けたのは、何故だろう。目的志向性、自発性、罪悪感、怒り、友好的感情の中で、罪悪感から入り、自発性、目的志向性を駆使し、友好的感情に向かったように思う。自然と共生する社会は、動物や植物にすら畏敬の念を感じ、その生命を頂くことにちょっとした罪悪感を感じる時代である。その感覚が大きな戦いを防いでくれたのだろう。一方、今の世は、理論偏重、理屈偏重の目的志向性から入り、怒りを加速させ自発性を促す。それ故に、和解は遠くなるのではないか。哀しいことである。

夢を育む 5/10

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小さな罪悪感がもたらす日常の平和 (夢を育む 5/10)

2019-09-24 | 第五章「和解と平和」

 社会的にも問題になるようなことをして大きな罪悪感を抱くということもあると思うが、今日は、日常の中でちょっとしたことで抱く小さな罪悪感(不安感)について考えている。

 家族で一緒にお出かけしたりして楽しむときに、一緒に行けなかった大事な人のことを思い、ちょっとしたお土産を買ったりする。家や職場などで、少し言い過ぎて、あとで小さな罪悪感を抱く。そして、少し癪だけど謝罪をしたり優しい言葉をかけたりする。

 大事な人なのに、あるときは意見がぶつかって憎しみをいだくこともある。感情は正直であるのでそれ自体は悪くないと思う(行動の段階で問題が起こるのだと思う)。そして、こうした時に、いろいろ感情的な抵抗はあるものの、自分を高所から俯瞰して軌道修正の行動を自発的に行う。

 こうした小さな罪悪感や後悔、不安感をポジティブな方向に使うことは、特にエリクソンの自己目的性、自発性、罪悪感の関係を知らなくても、多くの方が日常的に行っていることだと思う。もちろん理論を知って身につけていたら、より良いかもしれないが。そして、不安感や怒りからこころの平安を取り戻す。

 こうした、小さな罪悪感をはじめとする感情の流れは、大げさに考えるべきものでもないかもしれないが、今の世の中は感情は無視され、理性偏重のところがある。それゆえ、こうした流れが形式化しがちであり、さらに形式化したものを排除したりしより変な方向に向かうことも。

 あるいは、ちょっとした応用問題の場面で、小さな罪悪感や不安感を無視したばかりに、人間関係がへんになっていくこともあるように思う。小さな罪悪感とか後悔は、平和な世界を築くのに大切だと思う。

 もう一つ、ピンポンゲームのような感情の流れの中で、感謝という感情生活を意識にすることは大事だと思う。感謝は不思議なもので人を柔軟にしてくれる。

夢を育む 4/10

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