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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

幾重にも重なる地層のように、祖先は何を信じ温かい気持ちになったか(夢を育む 10/10) 

2019-10-07 | 第五章「和解と平和」

 昨日は西東京市、西武新宿線の東伏見駅のそば、下野谷(したのや)遺跡で行われた縄文の森の秋祭りに友人と訪問した。遺跡公園には一度訪問したことがあったが、今回は駅から低地だった道を南にゆっくり歩き、石神井川を越えてちょっとした階段を登って下野谷遺跡のある台地に行くと、縄文中期の都内有数の拠点集落に来たという実感が湧く(国史跡)。石神井川を下る(東方向)と北区の西ヶ原遺跡や中里遺跡のある縄文中期の海沿いに出る。もちろん、西に向かえば多摩を経由して縄文時代の甲州街道を経て信州方面に行ける・・・

     

 催し物もなかなか楽しく、友人とタブレットでVR(バーチャルリアリティ)のアプリを走らせ4500年前の下野谷を楽しんだ。VRはかつての仕事柄昔20年30年前から名前は知っていたものの、このようなアプリケーションで利用者として出会うとは想像もしていなかった。あいにく暫くすると霧雨が降ってきて皆さん活動を中断したりされていたが、私にとっては五感体感を刺激して4500年前を想像するのに良かった。

    

 現地で発掘された、4500年前の土器に触ったりしで、秋の祭りをいろいろ楽しんだが、一番印象的だったのは冒頭の遺跡の地層模型だった。

 

 29,000年前の石器が出た地層。旧石器時代の遺物から縄文時代の下野谷も凄いが、古代~近世、そして第二次世界大戦の中島飛行機製作所の工員寮の跡があることを知って驚いた。蟻の街のマリアが勤労奉仕で働いていた中島飛行機の関連施設が下野谷のにもあったとは知らなかった。

 私たちは日々ストレス曲線(暗い感情)を感じて生きているが、その逆の幸福曲線(明るい感情)も感じることがある。ずっとストレス曲線の中で生きていくのは辛いが、例えば神仏を信じると幸福曲線が見えやすくなるという特性が人間にはあるようだ。激しいストレス曲線の世界から、突然幸福曲線の世界で法悦感を味わうというのは、一流の芸術のテーマになったりする。遺跡の下に眠る地層の各々の時代に生きた祖先たち。そのストレス曲線や幸福曲線はどうだったのだろう。

 下野谷遺跡は交易の拠点だったので、東から石神井川を昇って海の幸や塩が運ばれ西に向かい。西からは和田峠の黒曜石や猪の骨の釣針やら、翡翠など・・・祖先たちはオオゲツヒメを信じ、ツキヨミの暦を信じて厳しい世界の中で、平和な気持ちを維持してきたかもしれない。一方、太平洋戦争の終戦間際には東からB29がジェット気流にのって飛来し、艦載機が突然現れて機銃掃射をして西に向かったりする。そんな中でも勝利を信じて人々は生き抜いてきた。何を信じるかで微妙な問題を生じたりもするが、地層といっしょで何万年の間、色々な人がやってきては去って行く。そして何かを信じ生き残る。そんなことを考えるとこころが少し温かくなる。信じる対象・・愛や慈愛とは、思索を深めるのには良い秋がやってきたようだ。秋祭りにも感謝。

夢を育む 10/10

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