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イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

はじめの一歩、縄文時代の貝加工場はどうして作られたのか・・ (真善美を意識する縄文 9/10)

2020-01-27 | 第五章「和解と平和」

 25日の土曜日は「生き甲斐の心理学新宿勉強会」で王子の飛鳥山博物館を中心に縄文ツアーを行った。五感・体感を重視して、現地で湧き起こる感情を大切にするツアーなのだが、やはり基本的な知識は必要で中里貝塚の昨年発行された総括報告書や最近の専門書や地形情報に眼をとおしつつ行ってみると、私自身いろいろ発見や感動があった。

 2017年の拙書、縄文小説「森と海と月~5000年前の愛と魂」は関東・甲信の富士眉月弧文化圏の話で、武蔵野台地、多摩丘陵が中心だ。当然ながら800年続いたといわれる蠣(かき)とハマグリの貝殻からなる中里貝塚の話も載せている。貝塚というと自分達で食べた貝殻の塚をイメージするが、中里貝塚は他者のために大きさを揃えた貝を毎年同じ時期に、採取し煮沸してむき身を取り出す貝加工場だった。そんなことが何故、縄文中期に行われていたのか。巨大な貝殻の量から推察できるように、自分たちの村ではない他者ための営みで、その産業廃棄物のような貝殻の一部を博物館で見ると感動する。

 さらに、こうした営みが何故武蔵野台地の西側の海岸で始まったかは、最近の緻密な報告書や研究書を読んでも謎のままだ。黒曜石のように原産地からトラッキングできるものと違っており、特に食される貝の中身は有機物なので、これからの研究に余り期待をかけることは難しいのだろうか。

 さて、私たちは生きていく中で様々な問題にぶつかる。その中で試行錯誤して問題を解決したり、次善の策をしたり、時にはある問題を避けたりして生きていく。今回りを見渡しても、受験や就職、経済的問題、家族の問題、健康の問題、生き甲斐の問題、神仏の問題・・・いろいろな問題と格闘しているようだ。私も考えて見れば、いろいろな問題とぶつかりながら、ここまで来たように思う。ただ、U先生の生き甲斐の心理学を学ぶことで気づかせていただいたのは、意外にも大問題から逃避する自分だ。

 本当は大事な自分の問題から逃げ出してしまう。もちろんタイミングということはあるが。

 生き甲斐の心理学では三つの自問自答を大切にしている。①何の為に生きているのか?②生き甲斐は何か?③自分の魂(宗教、哲学の領域)、心(臨床心理学の領域)、身体(医学の領域)を大事にしているか?そして、この三つの自問自答は大事な問題からずれないように軌道修正させてくれるようだ。

 大事な問題は一見他人の問題のように見えるところから始まる。防衛機制の感情転移もあるので他者を非難したりする愚に陥いることも多い。ただ、良い問題(難問)にぶつかると、その問題が自分の問題だと気づかざるを得なくる。そして、不思議にも自分が変わり始め問題解決の方向性が定まると、他者も含めた世界が変わりはじめる。

 私も浦島太郎のように、いつの間にか年を取ってしまった。そして、今の自分の問題を考えていくと、政治が時代の風潮だった青春時代のことなどが気になった。しかし、そうした自分の生育史を思索していくと社会的には父母の時代の太平洋戦争のことが気になりはじめるようになった。そして、和解と平和の事を考え、その中からもう一度自分自身を考える。

 縄文時代の貝加工場のはじめの一歩は、恐らく当時の縄文人の三つの自問自答から出てきたように思う。私も同じように、はじめの一歩をじっくり考えなければならないだろう。

 真善美を意識する縄文 9/10

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縄文土器の10,000年以上の曼荼羅を想う (真善美を意識する縄文 8/10)

2020-01-23 | 第五章「和解と平和」

 モース博士が明治に日本に来てすぐに大森貝塚を発見し(1877年)、その中で発見された土器に縄文土器と命名してから143年経つが、考古学者やその関係者のお蔭で、10,000年以上の縄文時代の土器の地理的、年代的な全容がかなり分かってきている。そして、それは生活の必需品ということもあり、連綿と途切れることなく紡がれている。

 ある時期は地域的に花開き、ある時はある地域から全国的に展開し花開き、・・・それを観る楽しさは考古学者の方だけでなく、私のような素人でも同じだ。不思議な縄文土器の曼荼羅の世界だ。

 ある地域で、ある時期に土器を作った方は、そうした縄文土器の全体像や曼荼羅を私たちのように知らなかったかもしれない。しかし、例えば村の先輩や家族から土器の作り方を学び、深い意味を持った施紋を施す。そして、人工的な要素の少ない野焼きで、祈りの中で土器を真剣に焼く。(例えば、モース博士が手にとっているのは小型の加曽利B式土器で大森だけでなく、関東甲信・東北と広域に3500年前頃に広まった。)

 そうした中で、ある時期、ある場所で、土器の施紋の仕方など全く違う技術や思想に触れる。村長や宗教的指導者、様々な関係者との交わりの中で、今までと異なるものを作ったらと相談される。変化は決して受け取り安いものだけではない。ひょっとしたら、その土器の作り方は作り手の愛の原型が重なっているかもしれない。母が命がけで教えてくれた作り方や祈りを反故にするかもしれない。

 しかし、それを乗り越えて、他者の愛の原型、やり方を認めて、変化を受け入れる。

 それが、10,000年以上、そして北海道から南西諸島にいたる日本列島で連綿と行われてきたことを考えると胸が熱くなる。その中には、和解と平和のうちに変化するものもあれば、戦争まで行かなかったかもしれないが大きな諍いの中で変化をとげたものもあったかもしれない。

 さて、昨日は市民講座で生き甲斐の心理学、こころの健康の核心についてU先生から学んだが、この縄文土器の変化とそれに伴う苦痛も大事なポイントに触れているひとつである。ストレスは自分の理想と現実認識のギャップ。自分の理想とする土器のあり方のほかに、別の理想が登場する。こころが健康であれば、他者の理想も今の自分の理想も柔軟に吟味し選らびとることができるが、そうでないと諍いになってしまう。理想の持ち方がだいじなのである。

 考え方(理想・・・)が変わると世界が変わる。優美な火炎式土器も良いけど、使いやすい壊れにくい土器も良い。ほら、トチノミが美味しくふかせた。そんな風な会話が聞こえるようでもある。

 自分の考え方を変化可能だと意識し、自分自身との対話を傾聴スタイル(受容、共感、純粋と一致)でおこなったらどうだろうか。言うのは易しいが・・・

真善美を意識する縄文 8/10

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自分のこころの底を言葉で表現する(真善美を意識する縄文 7/10)

2020-01-21 | 第五章「和解と平和」

 先の1月19日は夕方上野の東博に行き、特別展の「出雲と大和」を見学した。箸墓古墳の先進的研究方法を先日もテレビで拝見した大和研究、そして、この数十年で神話だけの話から実証世界に躍り出た出雲の世界。それが一同に観られる素晴らしい展示であった。

 もちろん、私の興味は縄文時代に、そして今は後期・晩期にあるので、大和は弥生以降の大和政権、それ以前の後期・晩期の縄文文化も色濃く残した出雲である。

 出雲の方言が東北弁に近いことは、松本清張さんの「砂の器」で有名になったが、ちょうど縄文語のことを考えていたので、良い刺激になった。

 

 フィンランド語の権威でもあった故小泉保先生が書かれた「縄文語の発見」(2013年 青土社)は、私が縄文時代に興味を持ってから繰り返し拝読させていただいている名著であるが、言語は考古学の遺物とは当然違うものの、例えば7000年前の古語を、今話している言葉から比較言語学の視点から導くなどの研究もあり楽しい分野だ。弥生語=関西弁(一番近いといわれる)を話す大和。縄文語=東北弁(一番近いといわれる)を話す出雲。それは、何を意味しているか。妄想は尽きない。しかし、4400年以前の日本列島の言語はアイヌ語であったのではという説があり、小説を妄想しているわたしにとっては言語の問題は無視できない問題なのである。

 さて、今の学説では未知の言語ではなく今の日本語にも似ている縄文語を話す縄文人(縄文後期や晩期はその確率が極めて高い)。縄文後期や晩期は複雑さがましている社会なので、どのように会話をするか、どう伝えるかはとても大事だったに違いない。

 恋人にどう伝えるか。子供にどう接するか。大事な交易先とどう話すか・・・。あるいは、冬至の祭りで神にどう祈るか。今の私たちと同様に縄文人もコミュニケーションには苦労したと思う。

 昨日お話したように、自分の真実・本音をきちっと見いだし伝えることはこころの健康や生き甲斐ある人生を送る上で大事だ。相手の眼を観ながら、相手にも自分にも嘘をつかず伝える。重要な局面ではこの直球が重要だと思う。そして、お互いにこころが通いだすと、何というのだろう魂の会話というようになり、新しい世界が開けてくるように思う。それは、今も縄文時代も変わらないだろう。

真善美を意識する縄文 7/10

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ゆるすとか和解とか・・(真善美を意識する縄文 6/10)

2020-01-19 | 第五章「和解と平和」

 今から約4000年前以降の縄文時代の後期や晩期は、寒冷化などの影響で衰退期という説がかつては大手を振っていたが、遺伝子科学の進歩や考古学の進展などで、最近見直されつつあるようだ。

 写真は山梨県の金生遺跡であるが、東京の田端積石遺跡と同様に、遠方の河原から選別した石を運んで来て祭儀などのための配石を行っている。冬至には田端遺跡が蛭ケ岳の頂上に太陽が沈むが、金生遺跡では甲斐駒ヶ岳に太陽が沈む。このような場所はこの二つだけでなく全国にいろいろあり、700年とかの長期にわたって運営されたようで、衰退期とは思えぬ知恵と結集力が溢れている。

 後期・晩期にはそれだけではなく、低地に水場遺構が多くあり、栃の実加工所と思われるような遺跡すらある。これも複雑な施設だ。その他盛土遺構や長野県鷹山遺跡の黒曜石採掘遺構などもあり、土木関係という切り口だけでも、縄文後期・晩期の苦労があってこそ、後世の大規模な古墳や奈良の大仏などに繋がるのだと思う。

 ところで、縄文後期・晩期は土木工事だけでなく、環境の変化に対応する中で、食糧資源の開発などいろいろな面で高度化、複雑化しているように思える。そうした中社会が複雑化し利害関係が複雑になってくると、本音を言いにくい雰囲気がより醸し出されるようになるのではないだろうか。嫌いなことを好きといったり、白を黒といったり・・・今の世の中でも、こうしたことは結構多くなっていると思うが、縄文時代の後期や晩期も似たようなことが起こり始めてきたのではないだろうか。そして、自分で好きとか嫌い、あるいは白とか黒などをしっかり意識できればまだ良いが、それが不健康に分からなくなるということ・現象もあるのだと思う。

 このブログでは最近、愛の孤独の怖さなどをいろいろご一緒に学んできたが、私が自戒をこめて怖いと思うことは、自分のありのままの姿(良い事も悪い事、美しいことも醜いこともいろいろあろう)を直視せず、なんとなく良しとしてしまう。こんな状態のときは自分をどこかでゆるしてないので、当然ながら他者をゆるせるわけでもなく。そして、愛の孤独を感じてしまったりする。

 U先生は、こんな状態のときに、誰にも見せないノートを作り、その中に自分のさまざまな想いをストレートに記入することを薦めておられる。人には意識の世界もあるが無意識の世界もあり、問題はそれほど簡単ではないが、ノートに書いたことを、そういった自分のありのままの姿を変に責めることもなく俯瞰していくと、随分違ってくるように思える。

 話は飛ぶが、この数年、縄文小説のこともあり、生き甲斐の心理学のこともあるので、日本神話やギリシャ神話・・いろいろ楽しむことが多くなった。その中で、自由奔放の神々のお話の中で、それこそ自分を変に責めるでもなく大らかに認めるお話のあり方に、とても共感を覚えるようになった。観るなといっても観てしまう。責任があるのにやってしまう。・・・倫理道徳で裁くのは人間なのだが、神々の世界はそれを越えているところがあり、ある意味大らかだ。

 自分に対するゆるしは敗北なのか勝利への一歩なのか。自分をゆるせることと他者をゆるすことはどう繋がっているのか。新春のこの季節、愛とゆるしの関係。あるいは、和解と平和の関係。こうしたことをじっくり考えると良いかもしれない。因みに伝統的な宗教や哲学は、そのあたりに答えてくれるように思うが、皆様はどう思うだろう。もう一つ。縄文時代の人達はどう乗り越えていったのだろうか。

真善美を意識する縄文 6/10

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ともしびを分かち合う大栗川(湧き上がる感情 3/10)

2019-11-30 | 第五章「和解と平和」

 灯火(ともしび)の持つ不思議な力を昨晩、大栗川キャンドルリバーの催しであらためて感じた。恐ろしい闇の危険から人を守り、寒さや飢えから人を遠ざける。さらに、灯火はか弱い人から人へと時間的・空間的にも、平等に分かち合うことができる。それ故に、灯火は愛や魂の隠喩となり、遙か昔から現代に至るまで宗教祭儀とも深い繋がりを持つようになったのだろう。

 大栗川を知ったのはもう30年以上前からだ。川の側を散策していると大きな川魚が泳いでいるのが見え、水鳥だけでなく、蛇を含めたさまざまな動植物とも出会うことができ、家族で楽しんだりした。さらに、この6-7年くらいだろうか。地元の歴史や遺跡に興味を持つようになり、川沿いに縄文時代等の遺跡が沢山あることを知り、堀之内の多摩ニュータウンNo.72,107,446遺跡周辺を頻繁に散策するようになった。そして、縄文小説を書くまでに至ったが、大栗川キャンドルリバーの会場は、正にこの舞台と重なっていた。不思議であるが当然という気もする。

   

 大石やかた公園は、昔の大栗川が太田川と合流する地点にあり、中世の城郭跡もあり有名であるが、縄文時代、いやそれ以前からの拠点的な村等もあった。キャンドルが水の流れのように並べてあり、その膨大な無償の労力に感動するが、それは多分昔の大栗川の流域と重なるのだろう。特に縄文海進のころは川はもっと海に近く大河だったからだ。

    

 現在の大栗側と太田川の合流点は大栗川公園となり、このイベントの本部も置かれていたが、ここから下流方面を見ると左側に72遺跡があった大きなマンションや芝原公園方面が見える。右側は京王堀之内の駅の方向。公園の光の波は縄文時代には川そのものだったかもしれない。だからキャンドルリバーなのだろうか。

   

 会場へは、モノレールの大塚・帝京大学駅の方から川を遡る会場の方に歩いて行った。川の上流方向には丹沢山系のヒルガタケが見え、少し右側に富士山も見える。あと一ヶ月もしないうちに冬至となり日本も含めて世界的に休暇の季節になる。その冬至には、ヒルガタケの山頂方面に太陽が落ちる。そのことは、縄文時代の人々も知っていて、大栗川の上流というか、水源に近い多摩境(写真のやや左側)には冬至を強く意識したと思われるストーンサークルがある。

 さて、今日は人と人との関係について考えた。自己否定的になったり他者否定的になったりするのが、私も含めた人の姿かもしれないが、それこそ愛と魂の世界を生きる上で大事なのは、魂をもつ存在としての他者肯定と自己肯定のバランスだと思う。上から目線のある意味での暴力を時々感じる日々であるが、平和に暮らすということは、上から目線ではなく対等な目線を意識することから成り立つのではないだろうか。

 もちろん、狼狽・錯乱している他者を緊急時に上から目線で指示し助けることはあるとU先生から伺った。しかし、それは非常にまれなケースだ。

湧き上がる感情 3/10

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