海抜1709mの大山は中国地方最高峰
北西側の姿から別名「伯耆富士」との愛称が
しかし基本的に富士山とは大いに異なる複成火山で、古期の成層火山と新規の鐘状火山とからなり、山頂部分の大円頂丘は傾斜30度、比高840mにも及ぶなど、後の小爆発や烈しい侵食と崩落によって、南壁や北壁の急崖を形成。
なだらかな傾斜の西側の風景とは異なり、険しい山容を描き出しています。
なぜ、大山を「だいせん」と読むのか?
読み仮名に隠された仏教伝来の歴史
みなさん、一般的に「大山」と書かれていたら・・・何と読みますか?
たぶん、山陰に住む人以外のほとんどは「おおやま」と発音するのでしょうね。
「山」という字は、「やま」、「サン」、「ザン」、「セン」と読みます。「サン」は漢音。「セン」は呉音。
呉音とは、日本に古く伝来し、仏教関係の語に多い漢字の音で、深い歴史を物語る象徴的な読み方でもあるそうです。
そこで、全国で「山」を「セン」と読む山を調べてみました。
そこで驚きの事実が・・・
全部で70ほどが存在しましたが、そのほとんどが鳥取県と岡山県北部、そして島根県に存在していたのです。また佐渡島、隠岐島にも存在しています。これは中国や朝鮮から伝わったものらしいとされることから、仏教伝来とも大きな関わりがあるのでは?
この地域に「山」を「セン」と読む民族が住み、その勢力が徐々に拡大していった、そう判断する識者の方もいらっしゃるそう。
名前からみる歴史の深さ・・・。
ともあれ霊峰大山は、こんなところでも神秘的なストーリーを残しているのでありました。<大山の資料を引用しています>
☆↓☆デジブックNet☆↓☆
☆
☆
☆
☆↓☆蒜山高原☆↓☆
蒜山高原は、高原らしく四方を山に囲まれています。
なんとその数、蒜山三座はもとより、24の山に囲まれています。
その中から、登山道が整備された山を、ご紹介したいと思います。
北にそびえる蒜山の象徴ともいえる、蒜山三座、東側には仏ヶ仙や津黒山、北西の皆ヶ山に、西の三平山、朝鍋鷲ヶ山の8つです。
この山の呼び名にも、中国地方の特徴である、○○山の山の呼び方「○○やま」ではなく「○○せん」もしくは「○○ぜん」がありますので、山の名前にはルビがふってありますので、ご注目を!
また特殊な呼称として、“乢(たわ)”も出てきますが、これは峰と峰の間の尾根の最も低い地点。麓(下)から見ると峠となっている部分を言います。
山三座<
上蒜山
:標高1,202m
所要時間 約2時間
中蒜山
:標高1,123m
所約2時間
下蒜山
:標高1,100m
所要時間 約1時間40分
蒜山高原を代表する蒜山三座は、上蒜山、中蒜山、下蒜山の三つの山からなります。
それぞれの登山口から、山頂までは、約2時間程度の登山となります。
どの山も基本的には尾根道を登ることにますが、一部分鎖(足元が滑りやすいため)などのある急坂もあります。
蒜山三座を縦走するには、およそ7~8時間ほどかかります。
それではまた!・・・