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植物越冬メモ

散歩中に見つけた熱帯植物を紹介していきます。。

最北のヤシ並木通り IN福生市

2018年02月23日 | 2018の気象グラフ
八王子は今年の20181/25の寒波で最低-8.0℃を記録した。東京都の中では冬期の最低気温が低い地域で、クライメートゾーン9aの地域になる。植栽では北限の地域と思われる。
最近では、様々な地域でもヤシが扱われる様になって嬉しく思う。

八王子に隣接する東京都福生市では、ワシントンヤシ(耐寒-6℃)を横田基地の近く(国道16号)に街路樹として植樹されている。毎年、防寒対策なしで越冬しており、今年の寒波の影響がないか視察を行った。葉の数がどの株も3枚程だったので、植栽の管理等で剪定されたかも・・・。


2018.2.19


2018.2.19



2018.2.19
今年の寒さの影響なのか、葉が痛んでいるのが分かる。また、部分的に茶色く変色している。しかし、建物が隣接している場所では葉の痛みが軽減されているのが分かる。葉も比較的、青々としている。




2018.2.19



2018.2.19
植栽株はこのくらいの太い幹の個体がほとんどある。根づいた環境ではより耐寒力をしっかり発揮するだろう。根付き具合でも耐寒性は大きく左右される。



万年青(オモト)
こちらは、根もとに万年青(オモト)を植栽している。オモトもワシントンヤシと同じで耐寒温度-5~6℃で、この地域でも植栽できるようだ。寒冷地では、ハマユウの代用として扱うのがいいかも。

2018.2.19



浜木綿(ハマユウ)
ハマユウは耐寒性はオモトより低い。霜があたると葉が凍傷になるが、春芽吹いて復活す場合も多い。しかし、葉のダメージが多いと春からの復活が遅れるので軒下植栽が良い。

2018.2.19



ユッカ・ロストラータ
耐寒性は、ユッカの仲間では特に優れている。
クライメートゾーン9aの地域でも露地越冬できるようだ。

2018.2.19



レモンユーカリ
耐寒性がもっとも強いのは、ユーカリグニーだが、八王子でも越冬を見かける。しかし、冬場は寒さにより葉のダメージがでる。

2018.2.19


2018.2.19



ソテツ
日本にも自生地があり、耐寒性は-4~5℃
建物の間に植栽されている為、寒風が当たらずに元気に越冬している。

2018.2.19



矮性トウジュロ?
花壇にこじんまりと可愛い棕櫚を発見。ここまでコンパクトなのは珍しい。ワシントンヤシは葉にダメージがでたが、棕櫚は無傷であった。棕櫚(シュロ)は、耐寒性があるのでここでも余裕に越冬できる。

2018.2.19



一般的な棕櫚

2018.2.19



ユッカエレフェンティペス
メキシコ原産で耐寒温度は-5℃くらい。北関東でも、軒下などで屋外越冬をみた。根が十分に活着してない場合では、越冬が難しくなる。

2018.2.19



バショウ
葉は完全に落葉して越冬中。しかし、耐寒性があるので越冬できる。
また、春からの復活も早い。チュウキンレン(地湧金蓮)とともに、寒冷地でも越冬できる種類。

2018.2.19



フィカス・プミラ
クワ科でFicusの仲間で、インドゴムと同じく観葉植物として扱われる種類。
寒冷地でも、よく繁殖して、成葉を出す株も見られる。葉先はやや痛みが見られた。

2018.2.19

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