前回の続き
お盆に1年半ぶりに故郷の山形に帰った。
まずは今年で100歳になる祖母に会って話をした。
結構物忘れがひどくなり、前回行ったときに連れて行った別れた女性のことばかり気にして聞いてきた。
大丈夫、元気だよ。
伝えると、とたんにニコニコ安心顔になっていった。
そんな祖母でも、恋愛してた頃住んでいた横浜市鶴見の生麦のこと、結婚して生活していた横浜市中区の寿町のこと、
になるともう止まらない。
止めなければずーっと話しているだろう。
愛する夫を戦争で亡くして60年。
女手一つで子どもを育ててきたその強さの一端を垣間見た。
おばあちゃん、尊敬します。まだまだお元気でいてください!
今回私は山形の気になる地域である酒田と鶴岡に行ってきた。
庄内藩校致道館
酒田の写真家、土門拳の美術館にも行った。
実物の仏像を見るよりも、土門拳の写真の仏像を見たほうが迫力と想いと思想が詰まって見えたのが驚きであった。
南洲神社
西郷南洲、みなさんご存知の西郷隆盛公である。
庄内藩は戊辰戦争で西郷隆盛らと最後まで戦った敵同士だった。
なぜそんな西郷隆盛公を奉った神社が山形の庄内にあるのか。
西郷は敵として戦ったからには相手を厳しく処罰する人間ではなかった。器の大きな人間であった。庄内藩に寛大な処置を行ったのだ。
庄内の人たちは感激し敬慕するようになり、藩主自ら鹿児島の西郷隆盛のところまで赴き指導を受けた。
それを庄内に持ち帰り人々が学び、「南洲翁遺訓」として現在世にまわっている。
今私はその本を読みながら、西郷南洲、庄内藩の人々、に思いを馳せている。
時代が変わっても、人間として大事なことは何一つとして変っていない。
むしろ人間として大事なことを見失いやすいのは、今の時代のほうではないだろうか。
塾生には先人たちの言葉とその時代背景をあわせて感じながら、今のこの時代を乗り切る強さを持ってもらいたい。
次回ホスピタリティに関して伝えていきたい。
問い合わせ
メールアドレス
ilcuore.yokohama@gmail.com
心理カウンセリング・こころの個別スクールのイル・クオーレ
お盆に1年半ぶりに故郷の山形に帰った。
まずは今年で100歳になる祖母に会って話をした。
結構物忘れがひどくなり、前回行ったときに連れて行った別れた女性のことばかり気にして聞いてきた。
大丈夫、元気だよ。
伝えると、とたんにニコニコ安心顔になっていった。
そんな祖母でも、恋愛してた頃住んでいた横浜市鶴見の生麦のこと、結婚して生活していた横浜市中区の寿町のこと、
になるともう止まらない。
止めなければずーっと話しているだろう。
愛する夫を戦争で亡くして60年。
女手一つで子どもを育ててきたその強さの一端を垣間見た。
おばあちゃん、尊敬します。まだまだお元気でいてください!
今回私は山形の気になる地域である酒田と鶴岡に行ってきた。
庄内藩校致道館
酒田の写真家、土門拳の美術館にも行った。
実物の仏像を見るよりも、土門拳の写真の仏像を見たほうが迫力と想いと思想が詰まって見えたのが驚きであった。
南洲神社
西郷南洲、みなさんご存知の西郷隆盛公である。
庄内藩は戊辰戦争で西郷隆盛らと最後まで戦った敵同士だった。
なぜそんな西郷隆盛公を奉った神社が山形の庄内にあるのか。
西郷は敵として戦ったからには相手を厳しく処罰する人間ではなかった。器の大きな人間であった。庄内藩に寛大な処置を行ったのだ。
庄内の人たちは感激し敬慕するようになり、藩主自ら鹿児島の西郷隆盛のところまで赴き指導を受けた。
それを庄内に持ち帰り人々が学び、「南洲翁遺訓」として現在世にまわっている。
今私はその本を読みながら、西郷南洲、庄内藩の人々、に思いを馳せている。
時代が変わっても、人間として大事なことは何一つとして変っていない。
むしろ人間として大事なことを見失いやすいのは、今の時代のほうではないだろうか。
塾生には先人たちの言葉とその時代背景をあわせて感じながら、今のこの時代を乗り切る強さを持ってもらいたい。
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