近頃、「鈍感力」という言葉が広まっている。カウンセリングに来る人はその反対の敏感な人、繊細な人たちである、といえる。
不登校・ひきこもりの人たちは特にこの傾向があると思う。親や先生や友だちの何気ない一言に傷つく、ということは誰でも経験あることだろう。
彼らはそれがより深く「大人はわかってくれない」「どうせ言っても無駄だ」と壁を作ってしまう。それが行動に現れたのが不登校やひきこもりではないだろうか。
子どもが不登校やひきこもりになって不安にならない親はいない。
中には(と言うより多くの親が)力ずくで学校に行かせようとする。
しかしその結果、ますます頑なになって行けなくなる期間が長くなったりする。
親御さん(特に父親に多い)の気持ちとしては
「社会に出たらもっと辛いんだからこんなことでくじけるな!」
「学校に行けないなんて精神力が弱いからだ、もっと強くなれ!」
「甘ったれてるだけだ」
「お前(母親)が甘やかすからこうなるんだ」
といったところであろうか。親の気持ちとしてはそれもよくわかる。
しかしそれは子どもの気持ちとはかけ離れている。
学校に行く時間になると胃痛がする、というのは甘ったれでも仮病でもなく本当のことなのである。本当につらいのだということを理解して欲しいのだ。
重要なことは彼らは敏感で繊細な感覚の持ち主であるということである。
同じ言葉、同じ痛みも彼らには何倍にも強く感じる。
そんな雰囲気を嗅ぎつけられ、なぜか彼らはいじめられたり、気にしている言葉を投げかけられたりする。
繊細な彼らにはその特性を活かした教育があると思う。集団の右ならへの学校教育に対しての親和性が低いといえるのかもしれない。
そんな彼らに対し心の家庭教師というのを私は提案しているのだが。。。
また不登校・ひきこもりに限らず繊細な人たちは、社会や人の目を怖いといって恐れる。人間の二面性を常に考え、本当の気持ちを知りたがる傾向にある。
ということは彼らは世間体や建て前ではなく本音で語って欲しいのではないだろうか。
18年ひきこもっていた30代の男性は今になって親に対する積年の恨みをカウンセリングで爆発させた。世間体を気にし自分を理解してくれないことへの怒りがそこにはあった。
本音で語り合えたことでその後急速に回復し晴れて社会に出て行ったのである。
そんな経験から私は子どもが不登校やひきこもりになって不安になった親に対して、事実を冷静に受け止めるように伝えている。
そして不登校・ひきこもりになって得られる利益も伝え、心から理解できるようにしてもらうように指導している。
親が‘ありえない状態’と思っていたことを「それもありかな」と思えたとき膠着してた事態が動き出していくことが多いのである。
問い合わせ
メールアドレス
ilcuore.yokohama@gmail.com
心理カウンセリング・こころの個別スクールのイル・クオーレ
不登校・ひきこもりの人たちは特にこの傾向があると思う。親や先生や友だちの何気ない一言に傷つく、ということは誰でも経験あることだろう。
彼らはそれがより深く「大人はわかってくれない」「どうせ言っても無駄だ」と壁を作ってしまう。それが行動に現れたのが不登校やひきこもりではないだろうか。
子どもが不登校やひきこもりになって不安にならない親はいない。
中には(と言うより多くの親が)力ずくで学校に行かせようとする。
しかしその結果、ますます頑なになって行けなくなる期間が長くなったりする。
親御さん(特に父親に多い)の気持ちとしては
「社会に出たらもっと辛いんだからこんなことでくじけるな!」
「学校に行けないなんて精神力が弱いからだ、もっと強くなれ!」
「甘ったれてるだけだ」
「お前(母親)が甘やかすからこうなるんだ」
といったところであろうか。親の気持ちとしてはそれもよくわかる。
しかしそれは子どもの気持ちとはかけ離れている。
学校に行く時間になると胃痛がする、というのは甘ったれでも仮病でもなく本当のことなのである。本当につらいのだということを理解して欲しいのだ。
重要なことは彼らは敏感で繊細な感覚の持ち主であるということである。
同じ言葉、同じ痛みも彼らには何倍にも強く感じる。
そんな雰囲気を嗅ぎつけられ、なぜか彼らはいじめられたり、気にしている言葉を投げかけられたりする。
繊細な彼らにはその特性を活かした教育があると思う。集団の右ならへの学校教育に対しての親和性が低いといえるのかもしれない。
そんな彼らに対し心の家庭教師というのを私は提案しているのだが。。。
また不登校・ひきこもりに限らず繊細な人たちは、社会や人の目を怖いといって恐れる。人間の二面性を常に考え、本当の気持ちを知りたがる傾向にある。
ということは彼らは世間体や建て前ではなく本音で語って欲しいのではないだろうか。
18年ひきこもっていた30代の男性は今になって親に対する積年の恨みをカウンセリングで爆発させた。世間体を気にし自分を理解してくれないことへの怒りがそこにはあった。
本音で語り合えたことでその後急速に回復し晴れて社会に出て行ったのである。
そんな経験から私は子どもが不登校やひきこもりになって不安になった親に対して、事実を冷静に受け止めるように伝えている。
そして不登校・ひきこもりになって得られる利益も伝え、心から理解できるようにしてもらうように指導している。
親が‘ありえない状態’と思っていたことを「それもありかな」と思えたとき膠着してた事態が動き出していくことが多いのである。
問い合わせ
メールアドレス
ilcuore.yokohama@gmail.com
心理カウンセリング・こころの個別スクールのイル・クオーレ
私は引きこもりの経験は無いけれど、自分の気持ちを「何故分かってくれないのかな・・」って思うことはしょっちゅうです。それでも時間が経てば「ま、いいか・・」で済ませちゃう。その繰り返しです。
自分ながらいい加減だなって思うけれど、そのいい加減さが自分をラクにしてくれているのも事実。本当に自分と向き合おうとすれば引きこもりの様な症状(という表現になってしまうけれど)を伴うのかな。それはやっぱり怖いです。自分をある程度だましだまし生きて行くのがいいのかな?分かりません・・・
>それでも時間が経てば「ま、いいか・・」で済ませちゃう。その繰り返しです。
自分ながらいい加減だなって思うけれど、そのいい加減さが自分をラクにしてくれているのも事実。
おっしゃるとおりだと思います。先日、植木等さんが亡くなりましたが、あの無責任男のように生きられれば楽ですよね(笑)今でいうと「適当論」という本まで出した高田順次あたりでしょうか。。。!
学校、会社での集団生活もうまくいかず、離脱し引きこもってきました。
最近はアメブロを書き、いろんな人から訪問を受けますが、自分の押し売りに疲れてきて嫌悪するようになりました。
何をやってもうまくいかない。
気落ちしていた所にこちらのブログに出会いました。
長々と大変失礼しました。
ありがとうございます。
コメントありがとうございます。
集団に慣れない人は実は貴重な存在だったりします。
自分に自信を持って生きてください。
またいつでも相談に乗ります。