心理 カウンセリング 心の家庭教師

不登校・引きこもり、リストカット、依存症、パニック障害、対人不安恐怖、うつ…疲れた心が安心して癒される場所を目指します

≪ひきこもり≫は悪なのか?

2019年06月17日 | カウンセリング
最近起こった衝撃のニュースについて、遅まきながら私もカウンセラーとして意見を述べたいと思う。

事件とは、以下に概要を書く。

<2019年5月28日午前7時45分ごろ、川崎市多摩区登戸新町にあるバス停付近にて発生。バス停はJR南武線、小田急小田原線登戸駅からは約400mの場所にある。
スクールバスを待っていたカリタス学園の小学生と30代~40代の男女らが突如、両手に刃物を持った51歳の男性に次々に襲われた。
この事件で小学生児童と30代の男性、40代の女性ら計19人がけがをし、うち3人が心肺停止、重軽傷が16人となった。犯人の男は襲撃後に自ら首を刺して自殺を図り、意識不明の重体のまま警察に確保された。
その後、小学生の女の子1人と30代の男性が死亡、自殺を図った犯人も搬送先の病院で死亡が確認された。
警察による現場検証では、犯人が所持していたリュックサックからは包丁2本が入っていたことが分かり、計4本所持していたことが判明した。
また、川崎市消防局や搬送先の病院によると、死亡した30代の男性は外務省職員でミャンマー担当の外交官であった。切り付けられた17人の傷は上半身に集中していた。
川崎市麻生区に住んでいた犯人は、まず小田急電鉄の読売ランド前駅から電車に移動し登戸駅で下車。そして、手袋をはめた両手に包丁を持ってファミリーマート横の路地からバス停の方へ進み、交差点に立っていた30代の男性に無言で近づいて背後から襲撃。続いてすぐそばにいた40代の女性を襲撃。そのまま小走りでバス停の方へ進み、スクールバスを待っていた児童らに近づいて包丁を振り回した。この間の数十秒の犯行であった。
これを見たスクールバスの運転手が「何やってんだ!」と叫ぶと、川崎市バスの停留所に向かい自ら首を刺して自殺を図った。
この犯人は長期間働いていなかったという。一緒に住む伯父、伯母とも会話がなく、2人がいる時間帯は台所や風呂にも姿を見せないなど、いわゆる「引きこもり」に近い状態だったとみられる。>

さて、この報道から<引きこもり=何をしでかすかわからない人間>というレッテルを貼ってひきこもりの家庭を白眼視する風潮が出てきたという。

果たして実際はそうなのか?

私がカウンセラーとして、心の家庭教師として、20年ひきこもりの人とお付き合いしてきた経験から言うと決してそんなことはない、ということだ。

もし私があの犯人と事件前に出会ってカウンセリングをしていたなら、あんな凄惨な事件を起こさずにできたと断言できる。
それは私だからできる、というのでもない。私以外のカウンセラーならだれでも、あの事件を防ぐことはできたはずだ。

ひきこもりの人が陥りがちなのが≪世間との断絶≫である。
毎日部屋にひきこもってTVやネットだけを行って時間を過ごすと、考えがマイナスの方向に誇大化してしまいがちなのである。

誇大妄想に毎日毎日晒され続けると人間、あの犯人でなくてもおかしくなってしまう。

それを戻すのに必要なのが≪人との関わり≫である。

まずはその人の心の中にある考えや想いを曝け出してもらうためにしっかりと≪聴く≫

この聴くという作業は我々のようなプロでないとなかなかできない。

普通は「なんでもいいから話してごらん」と言って心の中をさらけ出すと思いますか?

絶対にさらけ出さない。

時間をかけて信頼関係を作る必要がある。

でもそれができたとき、誇大妄想化していた思考が除去され、心の中がすっきりと軽くなり、表情が明るくなり、体も軽くなり、考えが前向きに変化していくのだ。


今は引きこもりの人を持つ親御さんや親族の方が不安に思っていることでしょう。

大丈夫です。カウンセリングを受けることで世間との関わりを持ち続けていけば必ず良くなります。
前向きになるということは社会に出るという行為をし始めるということです。

次に言いたい。

ひきこもっているみんな!

君たちはおかしくなんて決してない!それに必ず良くなる!


そう断言します。

勇気を出して連絡してください!
待ってます。


mail: ilcuore.yokohama@gmail.com
tel: 080-7014-0844

こころの個別スクールイルクオーレ


















最新の画像もっと見る

コメントを投稿