心理 カウンセリング 心の家庭教師

不登校・引きこもり、リストカット、依存症、パニック障害、対人不安恐怖、うつ…疲れた心が安心して癒される場所を目指します

おしゃべりプチカウンセリング~1~

2019年04月10日 | カウンセリング
私が 心理カウンセリング・こころの個別スクール イル クオーレ を開いてから、早20年が過ぎようとしている。

当時は心の病が注目されていた時で、心理学ブームでもあり、心理カウンセラーがたくさんいて、民間のカウンセリングルームもたくさんあった。

あれから20年。カウンセリングブームのようなものが去り、あれほど多くあったカウンセリングルームが次々と姿を消した。
むしろ今残っているカウンセリングルームは人の心に真摯に取り組んできた場所であると改めて思う。

さて、ではカウンセリングに人が行かなくなったということは、20年前と比べて人の心は強くなったのであろうか?

いや、決してそうではない。むしろ以前より人間関係は複雑化して悩みは多くなっているのだ。

多くの人は苦しんでいる。

皆苦しい自分を見つめることをやめたに過ぎない。

自分と向き合う代わりに
・他人を攻撃する(SNSなどで匿名で攻撃する。弱い立場の人間に怒りをぶつける。モンスターペアレント。いじめ。etc)
・作られた自分で生きる(会社での自分の立場、肩書。仲間内での自分の役割。家庭内での自分の立ち位置。。。)
・癒しグッズにすがる
・アルコール、sex、ギャンブル、買い物、LINE、アイドルグループ、などに依存する(夢中になる)
・おおもとの根本原因となる心そのもののエネルギーを低下させる
etc

これは昔からカウンセリングの中で行ってきた技法のひとつでもある≪もう一人の自分≫を作ることと似ている。
世の中、心への関心が高まっていきカウンセリングに行かなくてもある程度簡単に自分の心をコントロールすることができるようになってきたのであろう。

つまりその状態でうまく自分の心をコントロールができれば普通にカウンセリングの必要のない生活を送ることができる。
そのままでずっと大丈夫な人もいるわけなのでそれはすごくいいと思う。

ただ本当の自分を知りたいという欲求が出てくるまでには時間がかかる時代になっている。

また自分の心のコントロールが徐々にうまくいかなくなった場合、かなり深刻な状態に陥ってしまう。

その状態では多くの人はカウンセリングに来るのではなく、心療内科や精神科に行くことが多いようだ。
カウンセリングは深刻な状態になる前に行く場所、と思っている方が多い。
病院で病名の診断を受け、薬をもらい、治療に専念することになる。

そこで何年も薬をもらい続け、よくならない方が、苦し紛れにカウンセリングに来る、なんていうこともざらではなくなってきた。

ひどい状態の方こそ、私のカウンセリングを受けてほしいのだが。。。

続く


こころの個別スクールイルクオーレ



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