最近はまってるのは、重松清の書いた本です。普通のサラリーマンが主人公で、思春期の息子や娘が必ず出てきます。子どもが主人公の本もあります。共感できるのはその子どもの心理描写です。
「エイジ」「ナイフ」「ビタミンF」いずれにも学校というある種の閉鎖された空間で子ども達の間に何が起きているかがていねいに描かれています。
不登校の子どものカウンセリングをするときに、この本を読んでいるとすんなり子ども . . . 本文を読む
前回は「プラスのストローク」について書きましたが今回は「マイナスのストローク」について書きたいと思います。「マイナスのストローク」にも2種類あります。これはいうまでもなく「条件付きのマイナスのストローク」と「無条件のマイナスのストローク」です。
「条件付きのマイナスのストローク」とは「○○ちゃんの~なところはお母さん嫌いよ」などと、その子自身ではなくその子のした行為とか結果に対して投げかける . . . 本文を読む
前回、「褒める効用」ということを書きましたがこの「褒める」ということを心理学の専門用語では「プラスのストローク」といいます。今回は前回よりも深く切り込んでみたいと思います。
「ストローク」とは刺激とか存在認知というニュアンスと思ってください。ですから頭をなでるというのも殴るというのも、相手が存在しているのを知っていてその相手に向けた信号であるのでどちらもストロークであるといえます。そして前者 . . . 本文を読む
私はよく親御さんに対し「子どもを褒めてください」と言います。叱ってはいけないということではありません。叱るのも親の役目ですから。「1回叱ったら3回褒めてください」と言います。
人は褒められるとうれしいです。褒められることで自信がつきます。もしこれをお読みになった方で、褒められてもうれしくないと思う方は、その方自身が言葉の裏を読む癖があるのではありませんか?今まで生きてきた中で人を信頼して裏 . . . 本文を読む