+3Kの牛の如く

前に向かってひたすら歩く。
感動し、希望を胸に、明るく楽しく元気に。
大地を踏みしめて歩く。牛の如く。

大船山へ新年初登山

2012年01月04日 | くじゅう山系・大分県の山
からつ労山の仲間6名で新年初登山に行ってきた。毎年「くじゅう」に出かけているが、今年は少しハードな初登山となった。
行程は、「長者原―雨ヶ池―坊がつる―大船山」であるが、往復8時間はかかる長丁場である。
5時30分に唐津を出て、長者原には7時50分頃着いた。期待していたほど雪は無く、長者原の駐車場までは、ノーマルタイヤでくることが出来た。
箱根駅伝復路のスタートに合わせるように準備をしたが、結局早稲田大学のスタート時間に、我々も長者原を出発した。
準備完了。駐車場
には雪が無い。

青空の下での樹氷を期待していたが、天候は曇り空で、おまけに雪が少ないので、少々拍子抜けした感じで歩き始めた。
タデ原湿原の
木道からみた三俣山。
山頂部は霧の中。
見えるのは指山。

30分程で指山の分岐。
登山道にも雪が少ない。

雨ヶ池への登りの途中から漸く三俣山北峰の北斜面が見えてきた。山頂近くは樹氷が着いているようだ。

1時間10分程で雨ヶ池に着いた。予想した雪は全くと言っていいほど無い。正面に平治岳が白く輝いて見えた。逆光だから写真では見えないが・・・。ようやく青空が出てきた。

雨ヶ池までの登山道も木の階段が整備され、雨ヶ池の木道も新設されるなど、坊がつるまでは歩きやすくなっていた。そんなこともあって快調に坊がつるまで進んだ。
雨ヶ池から見た三俣山。
青空に樹氷が映える。

9時56分坊がつるの法華院山荘分岐に着く。ようやく現れた青空の下の四方の山々。
白口岳、中岳、天狗ヶ城方面

大船山、北大船山方面

平治岳方面

三俣山南峰


新しくなった非難小屋など覗いて、休憩の後、10時15分大船山登山口より登山道に入る。さすがに坊がつるまでより登山道には雪があるが、石ころを隠すほど積もってなく、アイゼンも必要ないほどである。
「五合目」の表示を過ぎてようやく樹氷が見られるようになった。

樹氷が見えてくると、それまで急傾斜の登山道に喘ぎ、疲れていたが、急に元気が出てきて、登る足にも力が蘇って来る。
11時21分、勢い良く段原に登り上がった。自分なりにいいペースで登れたと満足しながら、周囲の樹氷に見とれた。


樹氷越しに見た山頂方面

10分程休憩した後、山頂を目指した。ようやく樹氷のトンネルを歩く。ここからアイゼンを着用した。
樹氷のトンネルを
行く仲間

11時53分、遂に大船山山頂に上がる。気温零下11度。山頂には同じ頃登った単独の男性が一人で、後我々だけであった。
山頂標識に
タッチする仲間

残念ながら、山頂からの眺望はなく、氷結した御池だけが静かに控えていた。ここまで来たら、御池の畔まで行き、昼食を取ろうということになり降って行った。

上から見た御池

完全氷結した御池。波打ったまま固まっている

湖面に乗っての記念撮影、畔での昼食と、冬の厳しさの中の美しさを満喫しながら40分ほど滞在した。とはいえ、気温は零下9度、山頂より高いといえただ座っていると冷えて来る。片付けをして再び山頂経由で下山することになった。
御池湖畔から山頂に登りあがると20人ほどの男女が丁度登ってきていた。ザックには尻スキー用のパネルを銘々下げて、元気な挨拶をしてきた。雪を期待して持ってきたようだが、段原からの下山道でも使えそうになかった。

段原を経て坊がつるの大船山登山口に着いたのが14時5分。昼頃一時的に晴れた空も今は雲が出てきて四面の山が見えないくらいである。まだ明るい時間なのにどんよりとした天気のせいか夕方を連想させる暗さになってきた。急かされるように長者原を目指した。8時間の間に雪が降ったのだろう朝登るときよりも登山道は雪で白くなっていた。
16時16分、長者原登山口から三俣山を振り返ったが、朝と同様雲の中だった。

九酔渓温泉で冷えた身体を温めて帰路に着き、20時過ぎ唐津に帰った。

新年初登山としてはかなり長丁場の山行であったが、樹氷、氷結した御池等が見れ、仲間との話もしながら、元気に歩き通せたことが、私にとっては大満足の結果となった。一緒に歩いた仲間がいて出来た結果であり、仲間に感謝したい。
今年は、少なくとも去年以上山に足を運びたいと思っているが、果たしてどうなるか。今年はさらに忙しくなりそうなので、山に癒してもらう必要性が増すかもしれない。
「息長く安全に登山を楽しもう」をモットーに臨みたいと思っている。

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