6月7日、8日でくじゅうのミヤマキリシマを見に行ってきた。
今回も家内同伴である。5月末に雲仙に登って以来であるが、家内はくじゅう登山は初めてである。
初日は、足慣らしに黒岩山に登り、二日目は扇ヶ鼻山までの計画である。「果たして歩き通せるだろうか?」「もう山には着いてこない」などということにはならないだろうかと少々不安を抱きながら家を出た。
登山口は金曜日にもかかわらず沢山の登山者が訪れていることを示すように、筋湯温泉に通じる林道まで車が路肩に止まっていた。翌日の土曜日は、更に多くの車が停まっていた。九州各県はもとより、四国は愛媛、香川。本州では山口、広島、岡山、兵庫、遠くは三河(名古屋)多摩(東京都)まで確認した。やはり、くじゅうのミヤマキリシマは全国区で有名のようだ。
さて、登山のほうは、牛歩なのか、亀なのか、はたまたカタツムリなのか、どれに当たるかは不明だが、とにかく息が上がらない程度に歩くことだけに気を配って歩いてもらった。もちろん私が露払いである。
初日の黒岩山は、当然ながら登山者が少なく、二人してゆっくり歩きで、時折立ち止まらせては景色を見せて、少しでも山登りの醍醐味を味わってもらいながら、無事頂上に立つことが出来た。
二日目は、牧の戸登山口から大勢の登山者に混じって登り始めた。もちろんゆっくりゆっくりである。当然ながら皆さんに先を譲って、あくまで二人はマイペース。沓掛山の岩場では渋滞もあり、先行した人達にも追いつき、遅いことに焦りを覚えることも無く、着実に目的地に向かうことが出来た。
扇ヶ鼻のミヤマキリシマの群生地は、頂上付近の開花が少なく、今一つ期待はずれであったが、山腹に点在するピンク色のミヤマキリシマは十分に満足を与えてくれた。
家内は、余り感動を口にしないが、登り上がったときの爽快な表情や汗を拭く仕草が、登り上がった達成感を示していた。後日感想を聞いてみたら、「思っていたより山登りは良かった」そうだが、私は「山が好きになった」の言葉が欲しかった。少しはキツイ思いをさせたほうが感動が大きかったのかもしれない・・・。
いずれにしても、ゆっくり登山で山登りの味を少しは解ってもらったようだ。感動を分かち合えるようにもう少し連れ出してみようと思っている。
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