+3Kの牛の如く

前に向かってひたすら歩く。
感動し、希望を胸に、明るく楽しく元気に。
大地を踏みしめて歩く。牛の如く。

横峰越から五家原岳へ

2009年08月25日 | 多良山系
8月のからつ労山月例山行は、黒木キャンプ場を起点にして沢コースと丘コースに分かれて実施された。今回は今年2回目の佐賀労山との交流会でもある。
私は、孫と一緒に登ろうと思っていたこともあり丘コースに参加させてもらった。
7時過ぎには、何時もの出発地である鏡Aコープ前に14名が集合した。現地集合組が6名で総勢20名の参加ということである。
出発前に沢登り用のヘルメットやハーネスなどが事務局から渡された。その後、3台に分乗して平谷黒木トンネル経由で黒木キャンプ場を目指した。
黒木小学校を過ぎた所の駐車場で佐賀労山や現地集合組みと合流し、出発地へと移動した。佐賀労山も20名余りであったが、林道終点に車を停め、沢コース、丘コースに分かれ出発準備に掛かった。
『出発準備中』

丘コースは、からつが7名、佐賀が10名の17名で歩くことになった。前回のオオヤマレンゲの猟師山では38名の大人数で、若干周りにも迷惑を掛けたようだが、今回はそれ程の迷惑にはならないだろうと「ほっと」一安心である。
結果的に選んだコースが良かったのか他の登山者は我々の前に一人歩いて行っただけで、下山まで会うことはなかった。

丘コースは一足早く出発した。林道終点の鎖を越えて50Mも行くと登山口があった。

登山道に入って直ぐ、飛び石のように石が置いてある沢を渡る。
沢音が心地いい。木陰の登山道も今日は爽やかな風が吹いている。
勾配もそれ程ではなく、これなら倫太郎も楽勝だったかも・・・と思いながら快調に歩いて行った。
途中で、大雨か台風かの被害かは定かではないが、立派な橋が落ちていた。

その落ちた橋に変わって、滝の見える所に地元の有志から提供された大きな丸太の木を使って新しい橋が掛けられていた。「小川内瀧見橋」と命名されていた橋は、取っ手こそなかったが、しっかりとして弛むこともなく我々を安心して渡らせててくれた。感謝である。


徐々にではあるが高度は上がっているようだ。しかしながら木陰の登山道は心地よく汗もダラダラとかく訳でもなく、喉の渇きを覚えるほどでもない。
沢沿いの登山道は当然ながら、沢を横切る箇所がある。みんな無事渡っていた。

1時間半ほど歩いて横峰越に着いた。もっと急坂を登るものと覚悟していたが以外であった。

横峰越からは50分余りとある本に書いてあったので、休憩を挟んで山頂を目指した。後30分程という所から漸く急斜面が現れた。岩場も出て来た。しかしロープや梯子を必要とするような危険な箇所ではなかった。「これなら倫太郎も」とまた思ってしまった。
約1時間かけて五家原岳山頂に到達した。三角点はベンチで囲ってあった。

山頂からは経ヶ嶽、多良岳が、諫早湾の上には雲仙岳の平成新山の頂も見えた。
また、有明海、橘湾、大村湾も白く光って見え、遠くには長崎半島の山々や虚空蔵山までもが見渡せた。
手前にアンテナ群があるとはいえ、登頂の感動を与えてくれるに足る眺望があった。
経ヶ嶽をバックに記念写真を撮ってもらったが、経ヶ嶽は写ってなかった。

日当たりのいい山頂を後にして、5分程往路を引き返し途中の木陰を選んで昼食を採った。
30分余りの食事休憩をして下山していると、沢登り組のイチさんが登ってきた。
彼らは、沢と登山道が交わる地点まで沢登りをし、そこで昼食となったそうだ。そして、イチさんは寒かったから身体を温めようと登って来たと言う。
山頂までは後15分程だからということを聞いて彼は登って行った。
我々が、横峰越で休憩しているとイチさんは下山してきた。凄いスピードである。
一言二言言葉を交わして彼は追い抜いていった。駆け下りていく後姿を見て、「早いはず」、「凄い」という言葉が自然に出て来た。
下山しながら登山道脇の花を探したが中々見つけられなかった。ミズヒキなど撮ってみたがピンボケであった。
唯一綺麗に撮れたのがホトトギスであった。


今回は、北アルプス遠征話を聞くのが楽しみの一つであった。幸いにノブリンさんが丘コースであったので、色々と教えてもらった。
とはいえ、やはり行かないことには同じ感動は味わえないのかもしれない。
山の高低の違いはあっても、山には夫々の頂があり、夫々が感動を与えてくれる。
今登れる山が今の私には相応しいのかもしれない。登る意思さえ持ち続ければ何時かは高い山に行き着くのかもしれない。
「急ぐことはないよ」と言って貰った言葉も、「山は逃げない」という言葉も、山歩き駆け出しの今の私に相応しい励ましのように聞こえてきた。
が、周りの仲間のレポートなどを読んでいると、血が騒ぐ。まだ若いのかな?
意欲だけではどうにもならない。体力は大丈夫か。槍ヶ岳は五家原岳の3倍近い高さである。
一人黙々というより、仲間と励ましあいながらがいいのかもしれない。
とはいえ、「一人でも行ってみたい」そんな思いが沸々と湧く処暑の一日であった。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
長いけど (そよかぜ)
2009-08-27 13:40:05
+3Kさん こんにちは
五家原岳は黒木から歩くと、長いですね。
それでか山頂に鉄塔が林立しているためか、登山者が少なく、いつも2~3人ぐらいしか出くわさないです。
アルプスは行けなくて残念でしたね。
でも、またチャンスは来る~!
お楽しみはとっておこう ですね。
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夢が膨らんでます (+3k)
2009-08-27 22:29:40
そよかぜさんこんばんは。
黒木から五家原岳は初めて登りましたが、長いけど歩き安い登山道でした。
アルプスは沢山のレポートを読みながら、自分なりに計画を沢山立てながら、夢を膨らませています。後は夢を形にするだけです。
そよかぜさんとは五家原岳は一日違いで、天山は私が17日で一週間違いでした。
もう直ぐ錦秋の秋がやってきますね。楽しみです。
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そこそこ (山馬鹿)
2009-08-29 20:44:01
そこそこの荷物を持って、そこそこの時間で
このルートを歩ければ、『槍』は大丈夫だと
私は思います。

まあ、山は楽しむところなので、どちらを好
まれるかは本人しだいだと・・・
(お孫さんを連れての山行も、かなり厳しい
 けど、楽しさが~♪)

里山バンザイ!
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スタートしました (+3k)
2009-08-30 07:20:41
山馬鹿さんありがとう。
山を楽しむためには、先ず基礎体力が必要
ということで、乳酸値の発生を抑える運動を
スタートしました。
毎日続けなければ効果がないので、問題は意
志が続くかどうかに掛かっています。
とはいえ、飛躍的に体力が付くとは期待して
ませんが・・・
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