+3Kの牛の如く

前に向かってひたすら歩く。
感動し、希望を胸に、明るく楽しく元気に。
大地を踏みしめて歩く。牛の如く。

オオキツネ(&そうめん)に誘われて

2010年08月01日 | 多良山系


7月13日、そよかぜさんから「オオキツネノカミソリの花見」開催のお誘いをいただいた。
想えば2年前は「そうめん祭り」と銘打って「オオキツネノカミソリ大花見」を経験させてもらった。
7月31日は土曜日、早々に休暇予定を入れて当日を待った。
当日朝から唐津を出てきてもよかったが、ゆっくり出発できるようにと前日に諫早の実家に行った。
余裕を持って参加する考えとは裏腹に、逸る気持ちで唐津を出て、忘れ物をしてしまった。
極め付きはズボンのベルトである。先日の祖母山のときもそうであったが、いわゆる「締まってない」自分を再び晒してしまった。今回もまた「シュリング」にお世話になった。

集合場所は9時20分頃「国立諫早青少年自然の家」入口付近駐車場となっていた。


予想した時間よりも早く着き8時40分には指定の駐車場に着いた。
清々しい空気に誘われて、駐車場周辺を散策してみた。
すると、クロスカントリーコース(散策路)やその道沿いに「ターゲット・バードゴルフの設備が設けてあった。



一周する頃には長崎からそよかぜさん御一行が到着。そして9時10分頃までには各地から全員が集合した。
そよかぜさん(山が呼んでる)から今日のメンバー表が配られた。参加者は最終15名であった。
熊本、福岡、佐賀、長崎からの仲間である。ネットで良く出会う名前の方ばかりである。
もちろん初めての出会いもあり、初めて一緒に歩く旧知の人もいる。
ただ何となく「前から知っていたような」そんな雰囲気になるのが不思議である。

下山口の小松尾公園登山口付近の駐車スペースに車を移動した。小松尾公園登山口で車を停めていると「ミラさん」「tetu1」さんご夫婦が通過していかれた。
その後「広域基幹林道 多良岳横断線 開通記念碑」の前に集まり、簡単に自己紹介が行われた。


9時45分いよいよスタート。「修多羅の森」公園入口が登山口である。
良く整備された公園内の道を緩やかに登って行く。登山道の雰囲気はない。


漸く沢を渉る場所に到った。幾分水量が多いようで慎重に渉る。

ほぼ20分で「水神」を祭る水場に着いた。

立派な鳥居や石碑が寄進されていて、名水を生む「水神」が大切に護られていることが覗えた。

「水神」から少し登ると「仏の辻」と「おたちね観音」の分岐があり、「おたちね観音」に向け歩いた。アップダウンの少ない快適な縦走路で、沢山の花が咲いていて、しばし撮影タイムが設けられた。まさに「テクテク山歩き会」に相応しいゆったりとした充実した時間である。



「水神」から45分程で「たらちね観音」に着いた。
祠でもあるのかと思っていたら、観音像が立っており、その土台は「左 多良嶽、右 小江村」の標石となっていた。


多良嶽方面に歩きを進めた。
11時59分 五家原岳・多良岳の縦走路に出会った。
その後30分余りで西野越から下った「オオキツネノカミソリ群生地」まで行った。
流石に「裏年」なのか何時もの「密生した群生」は見られなかった。

それでも「凄い」の歓声は聞かれたが・・・。


「オオキツネノカミソリ見物」を終え金泉寺の境内に着いたのは12時50分頃であった。
境内の本堂横に我々の食事場所が確保してあった。
そこには、大鍋が二つ冷水を湛えていてあった。
それは「ミラさん」ご夫婦が準備して下さったということだった。
「申し訳ない」「ありがとう」感謝の言葉が湧いてきた。

早速「そうめん祭り」「そよかぜ食堂開店」に突入した。
鍋に氷を入れているところ。

めんつゆ、柚子胡椒、小葱、キュウリの漬物、さらにはトマトや甘夏などが並び準備完了。


いよいよ食事開始。
柚子胡椒を入れた冷やしそうめんは初めてであったが、生姜よりも柚子の風味が香り美味であった。
30分程で、50束あったといわれる「そうめん」は見事腹に収まってしまった。

もうこれ以上は・・・という頃に今度は「金泉寺カフェ」がオープン。
香ばしいコーヒーとともに、熊本からのクッキーもいただく。

14時が近くなり、全員で感謝と次の再会を誓った言葉を交わし、そよかぜさんの挨拶で解散となった。
かくして盛会裏に「オオキツネノカミソリ大見物会」は終了した。
オオキツネノカミソリ開花の下見からそうめん祭りの準備と、奔走していただいたそよかぜさん始め長崎からの皆さん、大変お世話になりました。
「ありがとう」「またお願いします」

その後、福岡、佐賀からの7名は多良岳に向かった。時間的には少し遅くはあったが、幸い雨も降ってないので山頂を目指した。
多良権現山の入口の「役の行者」様の社は新しくなって、新しい下駄も寄進されていた。
高度を上げていくが残念ながら視界が利かない。五家原岳も独特の塊に見える経ヶ岳も全く見えない。
また、諫早湾の潮受け堤防すら見えず、まして対岸の雲仙高もすっぽりと雲の中である。

14時25分 国見岳を経て多良岳(権現岳)に着いた。折角だから本多良(前岳)まで行こうということになった。
多良岳から下る所から見た前岳

私も久しぶりの前岳である。岩場を越えるヤセ尾根もあるが全員しっかりとした足取りで快調に進む。
前岳に行く途中から見た多良岳


14時46分 三角点のある本多良(前岳)に到着。


一息入れて、往路を引き返し六体地蔵へと下った。
今日一番の難関である岩場の下りである。だが写真のhirokoさんは身軽である。


15時10分 全員無事に下りて六体地蔵が祭ってある岩壁に行った。
ここは、イワタバコが咲くことで有名である。早速かずさんが探し出した。
暫く撮影タイム。小さくて中々ピントが合わない。私も何とか一枚とれた。


その後、多良岳の巻き道を通って役の行者が待つ階段横まで進み、再び金泉寺に戻った。
後は、小松尾公園に下るだけである。
金泉寺の水場の冷水で喉を潤し、首筋から頭を冷やして、スッキリした状態で下りに臨んだ。
日差しのない登山道は幾分薄暗いところもあり、滑り易い石畳もあって、慎重に下った。
幸い「何時も滑る」という人も、今日は全行程「滑らなかった」と自慢げだった。
16時8分 無事、全員登山口の広域林道に戻った。

「オオキツネノカミソリに誘われて」というより「よき山友に誘われて」が相応しい今回であった。
「そうめん祭り」「金泉寺カフェ」ともに集う仲間の笑顔と弾む会話が心地よかった。
またまた「お世話になった」一日であった。
「皆さんありがとう」今も余韻に浸っている。










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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
金泉寺 (hirokoパパです。)
2010-08-02 07:02:59
多良岳 前岳のご案内と ご丁寧な説明有り難うございました。
いつか お会いする機会が有ればと思っておりました。
やっと 叶いました。
ブログ 楽しく拝見しております。

これからも よろしくお願い致します。
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こちらこそよろしく (+3k)
2010-08-02 20:51:56
hirokoパパさんこんばんは。
私もお会いしたいと思っていました。
「奥様に頭が上がらない」風に気遣って話されているのが印象的でした。
私は「上がらない風」ではなく「上がりません」が・・・。
今後ともよろしくお願い致します。
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楽しかったですね~ (かず)
2010-08-03 02:33:40
+3kさんこんにちは。^^
久しぶりにご一緒できて楽しい一日を過ごせました。
オプションツアーの案内もありがとうございます。
本多良は初めてで、岩歩きも景色も最高~♪。
帰りは高速への誘導ありがとうございます。
お世話になりっぱなしのかずでございまいした(笑)
ところで・・
またまた体が引き締まったのではないですか?
お顔が以前は〇の印象が□になっていました
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ありがとうございました! (風来坊)
2010-08-03 04:53:48
おはようございます、+3Kさん。
お陰で、本多良も行けて良かったです。ご案内、ありがとうございました。
ベルト忘れて大変でしたね。でも、同じようなことを私も良くしています…。
安心しました。
また、ご一緒しましょう!
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ご案内ご苦労様でした (そよかぜ)
2010-08-03 16:07:45
暑いですね~

先日はそうめん祭りにご参加くださりありがとうございした。
おかげさまで盛会のうちに終えることができました。
その後のご案内にみんさんどんなに心強かったことでしょう。
ありがとうございました。
お会いするたびに細くなる+3Kさん。
今度お会いする時には、どうなっているのかな~
楽しみです。
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引き締まった? (+3k)
2010-08-03 20:13:51
かずさん二連チャンお疲れ様。
久しぶりにご一緒ご出来楽しかったです。
靴を人質にしてたから遅くなりましたね。
でも、本多良まで周回出来てよかったです。
「引き締まった」とは、きっと目の錯覚です。
「あっ」お世辞でしたね。頑張ります。
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楽しい歩きでした (+3k)
2010-08-03 20:25:55
風来坊さんこんばんは。
もう少し天気が良ければいい景色が見えたのですが・・・。
翌日は沢遊びを満喫されたようで。
あの水着姿はスリムな○○○さんかな?
私はシュリングで間に合う体型を維持するよう頑張ります。
また、ご一緒しましょう。
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大変お世話になりました (+3k)
2010-08-03 20:34:24
そよかぜさんこんばんは。
先日は大変お世話になりました。
新しい出会いがあり、お誘い頂いたことに感謝しています。
「余り細くなると心配かけるので」?とは口実で、中々思うように減量できません。
何せ直ぐ口が寂しがるものだから一進一退です。
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