「今年は利益が出そうなので
高級外車を買って節税したい」
そんな相談を受けることがあります。
例えば、3月決算の会社が
4年落ちのベンツを4月に1,000万円で買った場合、
ほぼ全額が経費となります。
車好きの社長には魅力的な節税策ですが、
このしくみには落とし穴があります。
高級外車が経費となるのは「社用車」であることが前提なので
台数が多いと「一部はプライベート利用」として
税務署から認められない可能性があります。
そのため、すでに高級外車を所有している会社が再度、
このしくみを利用する場合は、所有車を売却する必要があります。
そこで問題となるのが「リセール価格」です。
例えば、先程の1,000万円のベンツを
買った2年後に800万円で売却した場合、
帳簿上は「売却益800万円」が計上されます。
(売却損200万円ではなく)
購入年度にほぼ全額を経費としたことで、
車両の帳簿価額が「1円」となってしまい、
結果的に「売却額≒売却益」という現象が起こります。
「じゃあ今度はもっと高い1,800万円のポルシェを買う」
というのも一つですが、数年度また同じような問題が生じます。
高級外車に限らず、節税は目先の年度だけでなく
数年後も見据えて考えましょう。
高級外車を買って節税したい」
そんな相談を受けることがあります。
例えば、3月決算の会社が
4年落ちのベンツを4月に1,000万円で買った場合、
ほぼ全額が経費となります。
車好きの社長には魅力的な節税策ですが、
このしくみには落とし穴があります。
高級外車が経費となるのは「社用車」であることが前提なので
台数が多いと「一部はプライベート利用」として
税務署から認められない可能性があります。
そのため、すでに高級外車を所有している会社が再度、
このしくみを利用する場合は、所有車を売却する必要があります。
そこで問題となるのが「リセール価格」です。
例えば、先程の1,000万円のベンツを
買った2年後に800万円で売却した場合、
帳簿上は「売却益800万円」が計上されます。
(売却損200万円ではなく)
購入年度にほぼ全額を経費としたことで、
車両の帳簿価額が「1円」となってしまい、
結果的に「売却額≒売却益」という現象が起こります。
「じゃあ今度はもっと高い1,800万円のポルシェを買う」
というのも一つですが、数年度また同じような問題が生じます。
高級外車に限らず、節税は目先の年度だけでなく
数年後も見据えて考えましょう。