はやい!わかい!わかりやすい! 東京都港区芝浦の税理士 平井会計事務所

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高級外車で節税

2020-04-03 05:18:25 | 会計・税金
「今年は利益が出そうなので

高級外車を買って節税したい」

そんな相談を受けることがあります。


例えば、3月決算の会社が

4年落ちのベンツを4月に1,000万円で買った場合、

ほぼ全額が経費となります。

車好きの社長には魅力的な節税策ですが、

このしくみには落とし穴があります。


高級外車が経費となるのは「社用車」であることが前提なので

台数が多いと「一部はプライベート利用」として

税務署から認められない可能性があります。

そのため、すでに高級外車を所有している会社が再度、

このしくみを利用する場合は、所有車を売却する必要があります。

そこで問題となるのが「リセール価格」です。


例えば、先程の1,000万円のベンツを

買った2年後に800万円で売却した場合、

帳簿上は「売却益800万円」が計上されます。

(売却損200万円ではなく)

購入年度にほぼ全額を経費としたことで、

車両の帳簿価額が「1円」となってしまい、

結果的に「売却額≒売却益」という現象が起こります。

「じゃあ今度はもっと高い1,800万円のポルシェを買う」

というのも一つですが、数年度また同じような問題が生じます。


高級外車に限らず、節税は目先の年度だけでなく

数年後も見据えて考えましょう。


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