クワガタ~スズメバチ等の覚書

   Photo & Text by こよみ

PC版テンプレート画像は
朽木屑を運ぶオレゴンルリクワガタ♂

大きなヒメオオクワガタ

2019-08-25 23:46:48 | ヒメオオクワガタ

昨日はTさんと鳥取県の山地帯に行ってきました。

3年前に見つけたヒメオオクワガタのいる山です。

実はこのポイントには7月下旬に一度行ったのですが

その時は全く気配なしでした。

8月も終盤になり、少し気温も下がりはじめ

そろそろ西のヒメオオクワガタが出てきてもよい時期です。

 

 

日時:2019年8月24日

天候:曇り  気温:麓で28度 

標高:850~950m

 

荒れた林道をゆっくりと登りながら

両サイドのホスト木に目を凝らしますが

真新しい食み痕はなかなか見つかりません。

 

 

少し開けた場所に車を止め茂みの中に入ってゆきます。

振動を与えないよう注意しながら柳の枝を見て回りましたが

生い茂る葉や枝でよく見えません。

仕方ないので木に衝撃を与えてみます。

 

ポトンと何かが落ちました。

急いで急斜面を下り探します。

落ち葉をどけ、土を掻ていくと黒いものが。

 

ヒメオオクワガタです。

やはり発生しているようです。

 

 土に潜って逃げるオス

↓ 今年初めての個体は40mm程度のオスでした

 

更に木をたたき振動を与えましたが反応なし。

2年前には木の根元土中から特別大きなメスが出てきたので

今年も落ち葉や枝をかきわけてみます。

 

出ました、立派な大あごが・・・

 

↓ 画像中央付近

  

「Tさん、ごっついのがおるわ!」

急いでTさんが斜面を登ってきます。

二人順番に画像を残した後、大あごをつかんで引っ張り出します。

 

これは大きい!」

よく土中に潜るせいか体に土が定着しています。

 

目測で50mmは超えています。

私の過去の採集では54mm台が最大で

今までに3頭捕まえており、55mmが壁でした。

これは持ち帰ります。 

 

↓ 自宅にて

 

 計測すると55mmを超えていました。

3年前に見つけたそのポイントでは毎年50mm越えを発見しています。

また、一昨年には土に潜るとても大きなメスを採りました。

今のところこの場所は

狭い範囲で高い確率で大型が出てくる面白い場所です。

  

↓ 小さいほうはリリース

 

今回発見できたヒメオオはオス2頭でメスの発見はありませんでしたが

これから徐々に出てくるものと思われます。

 

↓ 西のヒメオオは東に比べ発生が遅いようだ

 

当日は標高の高いところでライトトラップもしました。

ライトは55wから75wに替えました。

時期的に遅めの灯火でクワガタ飛来は少しでしたが

私にとっては

昼間のヒメオオをしのぐ興奮をもたらしてくれる結果となりました。

その時の様子は次に記します。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿