クワガタ~スズメバチ等の覚書

   Photo & Text by こよみ

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朽木屑を運ぶオレゴンルリクワガタ♂

水辺の探索

2020-02-10 23:02:52 | その他の昆虫

先週、水性生物に詳しいTさんと

市内の水辺探索をしてきました。

 

日時:2020年1月31日  13:30~17:15

天候:晴  気温:10度前後

探索した場所は

子供のころタガメを見た場所周辺と

現在住んでいる町近隣です。

 

昔見たタガメ

40年以上前、夏休みのこと

ラジオ体操に行く途中の水銀灯下で

カブトムシやクワガタを探し

体操の後は雑木林に向かうのが私の日課でした。

ラジオ体操は、その繋ぎでしかありませんでした。

 

ある日、水銀灯下の道路に

大きなものがへばりついていました。

「おっ!カブトムシが車にひかれている」と思い

近づくと、それはタガメでした。

初めて見たタガメはとても大きく

露骨なものでした。

 

↓ 参考画像:2017年に県下別地域にて

 

子供のころに見たタガメは

今でもあの地域いるのかなぁ?

この時期に水辺をガサガサしても

仕方ないことを承知の上

玉網を持って出かけました。

 

現地に到着し

当時の場所を転々とたどると

新しい住宅や施設が目立ち

昔あった小さな池や水溜りは

ほとんどなくなっていました。

そして、発見できたのは

エビやアメリカザリガニばかりでした。

 

↓ 2種のエビ

↓ 石で組まれた昔ながらの溝

↓これがいるとよろしくないらしい!

 

次に向かったのは現在住んでいる近隣地です。

そこは、最初の場所より明らかに

開発の進んだエリアなのですが

ある溝ではメダカやシジミ

ドジョウなどが沢山網に入りました。

 

↓ ドンコとメダカ

↓ シジミ 

↓ マツモムシ これに刺されると痛いらしい

 

最後に向かった場所は二つ隣の町で

谷あいにある集落の一番上にある池です。

ここでは側溝でエビを発見した程度でしたが

その池は、あまりにも綺麗で

しばし見惚(みと)れていました。

 

↓ 足元にまで雲が届く

 

最後に

暖冬の水性生物探索で

昆虫類はほとんど発見できませんでしたが

これまであまりしてこなかった

”水辺でガサガサ” も

なかなか面白いということを実感でき

夏の行動範囲が広がったような気がしました。

 

タガメは

「特定第二種国内希少野生動植物種」の指定を受けて

本日(2020.2.10)より

販売や販売目的での採集が禁止されました。

そして、施行のはざまでは

沢山の個体が売買されていました。

 

↓ 側溝のタガメ(2017年県下にて)

 

これからのタガメ採取で

その目的を問われる状況になったとき

過去に販売歴があれば

少しややこしくなる可能性もあります。

 

また、タガメの規制を受けて

今後は外来のタガメ生体なんかも

規制されるかもしれませんし

ゲンゴロウもそのうち保護種になると考えるのが

自然な流れのように思います。

 

↓ タガメの卵 (2017年7月 県下にて)

 



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