7月4日に行われた東京都議選の投票率が前回を9ポイント近く下回り42.39%だったと報じられている。政治ほど自分達の現在の暮らしや将来に密接に関わる事柄はない。特に今回はコロナ対策やオリンピック開催の是非について多くの政策の違いがあったにも関わらず、選挙の投票率が伸びないのは何故だろうか。特に若者が政治に関心のないのが気にかかる。しかし、これは都会だけの問題ではなく全国的に政治への関心が低く投票率が低いのである。そこで提案だが地方版のページ数を増やし、もっと地方議会や地方行政の情報を充実させたらどうだろうか。今回の選挙でもテレビと新聞が報道したのは、都民ファーストが現有議席を維持できるか、それとも自民党公明党が過半数の議席を獲得出来るかの政局報道だけである。こんな報道に、多くの都民は興味なかったはずである。それより各政党の政策がもっと報道されれば、みんな選挙に行ったのではないかと思う。
リニアは大深度地下を超高速で走るが、そこで断層がずれる大地震が発生したらどうなるのか。断層が1メートルもずれるような地震に人間の力で対策することは不可能だと言われている。日本共産党の辰巳孝太郎議員は2016年5月25日の参院国土交通委員会で、リニアの活断層対策についてJR東海と国の責任を追及した。しかし、当時の国交省藤田耕三鉄道局長は「個別の活断層のズレに対する評価はしていない」と赤旗が報じている。あれから5年以上たつが、活断層対策をしたという報道を私は知らない。この件についてテレビと新聞が報道することは一切ない。現に7月5日の東京新聞朝刊14面の「ニュースがわかるA to Z」でもリニアの水対策しか触れていない。もしこれが政府やメディアで、この件については触れないという暗黙の了解のうちに工事が進められているとしたら大問題である。
今日のジャズはレスター・ヤング&オスカー・ピーターソン・トリオのアルバム「Lester Young With Oscar Peterson Trio」を聴いている。テナーサックス奏者でもあり、クラリネット奏者でもある彼の演奏はとても落ち着いている。高揚感はないが、ワクチン二回目接種の緊張した朝に、ぴったりである。「言い出しかねて」は、サックスとギターの単純な響きは、さらに落ち着く。