元外資系企業ITマネージャーの徒然なるままに

日々の所感を日記のつもりで記録

死ぬまでにしたい100のこと(Bucket List )を記録するノートを購入したのだが、したいことを書いたら23個しかないと言う65歳の現実

2021-09-28 09:16:00 | 哲学ノート
死ぬまでにしたい100のこと(Bucket List )を記録するノートを購入したのだが、したいことを書いたら23個しかないと言う65歳の現実。先が見えてきたから、夢みたいなことは書けないが、それでもこれら全部を実行するのは、とても難しいと感じる。
例えば、ここに書き留めたことで
・100名山を登るとか
・ブルーノート東京のステージでジャズを演奏するとか
実行出来そうなことは
・哲学の原書を100冊読破とか
お金があれば、
ヨーロッパの美術館を全部廻るとか、日本の100秘湯に浸かるとか出来るのだが




ティーレマン指揮、ウイーンフィルハーモニー交響楽団のベートーヴェン交響曲第四番を聴いて、西田哲学の純粋経験を感じた

2021-02-05 08:48:34 | 哲学ノート
ティーレマン指揮、ウイーンフィルハーモニー交響楽団のベートーヴェン交響曲第四番を聴いた。ベートーヴェンの交響曲の全てをしっている私は、三番(英雄)と五番(運命)に挟まれた四番に全然魅力を感じなかった。しかし聴く気もなかったのに、聴いてみて、その素晴らしさに唖然とした。一般に理解するには時間がかかると言われている意味が分かった。私も何回か聴いて初めて理解できた。ティーレマンは「マーラーの交響曲一番は、この四番の冒頭を取り入れて作られた。ワーグナーも学んだ「漸降法」である」とも言っている。ベートーヴェン私にはさっぱりわからないが、要するに次世代の多くの作曲家がベートーヴェンからたくさん学んだということだろう。
最初の停滞で飽きてしまう。英雄や運命のように出だしから圧倒する迫力がない。そのうち一気に圧倒的な迫力の演奏で陽気になる。その後に続く主題でさらに楽しくなる。交響曲九番でじっと我慢して主題を待っているような、遠山の金さんで「この桜吹雪が見えねえか」、水戸の黄門様の印籠を持ちながら「控えろ」を待っているような、そんなおなかをすかした子供がやっと晩飯にありつけたような、そんななんとも言えない主題を聴いた時のスッキリ感、いよー待っていました感で大満足する。
ただ、これはティーレマンがベートーヴェンを理解するために、ベートーヴェンになりきって指揮をする彼の理解した交響曲四番である。カラヤンやバーンスタイン、そして日本を代表する小澤征爾さんや、高関健さんの指揮する交響曲四番を聴いてみたい。
西田哲学の純粋経験で「そのものになりきる」というのが出てくる。まさに、ティーレマンが実行したのは西田哲学であり、今回彼の交響曲四番で私が「何も期待せずに、何も先入観を持たずに、ただ聴いてみた。」、この経験は純粋経験ではないのか。

J・S・ミル「自由論」(斎藤悦則訳)を読むと

2021-01-23 14:12:51 | 哲学ノート
1859年に初版が発行されたJ・S・ミル「自由論」(斎藤悦則訳)を読むと、それから160年以上も経っている現代も、それほど変わっていないと感じる。まだまだ特に日本は自由に関する議論が全然足りないのだろう。
例えば、
「あらゆることが官僚組織をとおして行われている国では、官僚が本気で反対することは何ひとつできない」
「社会の全階層から能力の高い人間をそこに集め、官僚的な人間に育てていけば いくほど、国民全体の奴隷化が進んでいく。奴隷化は官僚自身にも及ぶ。なぜなら、官僚は自分ら の組織とその規律の奴隷になるからだ。」
菅総理の官邸記者クラブでは、3回も続けて記者クラブの記者でさえ再質問さえ出来ない。「まだ質問があります」と声をあげるフリーのジャーナリストの質問を無視して終了するとても短い制限された記者会見。これを見て、まさにミルの「自由論」の言う通り「自ら作り上げた天下り官僚システムに、自ら進んで奴隷となる官僚と、その広報を担当する奴隷化されたテレビと新聞メディア」ではないのかと、160年前にミルが言った通りではないか。

また、「アメリカ人は、政府がない状態に放置しておくとすぐさま政府をつくりあげ、政治その他の公的な業務をしっかりとした知性と秩序と決断によって処理することができる。これこそすべての自由な国民のあるべき姿である。また、こういうことができる国民はまちがいなく自由だ」
これは160年前、明治維新の前にミルが見たアメリカだが、バイデンアメリカ大統領が1月20日の就任式直後に、国家再生に時間がないからと、すぐさまホワイトハウスに入り大統領令にサインしたのを見ると、自分たちで一から建国したアメリカの、その伝統がまだ生きていると感じる。やはり自分達で国を作った子孫は、建国の精神が身体に染みついている。翻ってわが日本は明治維新でも一部の武士階級が起こした革命であり、一般市民は全然関与していないからなのか、あれから150年も経つのに何も進歩していないのは、「自由とは?」だけでなく、様々な権利や義務についての議論が全然足りないのだろう。

"今月号の思想の「公共Ⅰ」と来月号の「公共Ⅱ」を読む為だけに、思想を一年間購読契約。良本はすぐに売り切れてしまうから

2019-03-04 08:11:00 | 哲学ノート
"今月号の思想の「公共Ⅰ」と来月号の「公共Ⅱ」を読む為だけに、思想を一年間購読契約。良本はすぐに売り切れてしまうから
   
 
#鎌倉三十三観音霊場巡りの第三十二番目「東慶寺」には、 #岩波書店 の創設者岩波茂雄さんのお墓があり、その隣に#西田幾多郎 さんのお墓があり、その隣が #鈴木大拙 さんその岩波茂雄さんが最初に刊行した雑誌が #思想 と、これもやっぱり観音様のご縁のおかげだと、しみじみ感じる訳です#哲学"

クリストファー・ピーターソン著「 #ポジティブ心理学 入門」(宇野カオリ訳)。 副タイトルは「よい生き方を科学的に考える方法」と、まだ少し読んだだけであるが、これはまさに #スピノザ #哲学

2019-02-19 07:44:00 | 哲学ノート

"クリストファー・ピーターソン著「 #ポジティブ心理学 入門」(宇野カオリ訳)。

副タイトルは「よい生き方を科学的に考える方法」と、まだ少し読んだだけであるが、これはまさに #スピノザ #哲学 「汝の喜びが最大となるように行動する」を実践する方法ではないか。鳩山由紀夫元総理と首藤信彦元衆議院議員の新共和主義研究会で紹介していたので興味が湧いて読んでみようと思ったが、この心理学に出会って良かった。"