元外資系企業ITマネージャーの徒然なるままに

日々の所感を日記のつもりで記録

スピノザ「エチカ」第四部 定理11*「必然的であると想像されるものへの感情は、他の条件が同じであるならば、可能的なもの、偶然的なものあるいは必然的でないものへの感情よりも強い」*

2017-02-10 23:07:29 | 哲学エッセイ
スピノザ「エチカ」第四部 定理11*「必然的であると想像されるものへの感情は、他の条件が同じであるならば、可能的なもの、偶然的なものあるいは必然的でないものへの感情よりも強い」*

そりゃそうだ、偶然的なものを想像することは、沢山ありすぎて考えることさえ馬鹿らしい。故に、感情は湧かない。しかし、将来必ず起こることに関しては容易に想像することが出来るので、それへの感情は自ずから強くなる。
では必然的なことを想像するとは、どういうことか?
・現在時刻が10時であるなら、必然的にあと1時間経てば11時であるが、こんなことに普通感情は湧かない。何かの締め切りがあって、1時間以内で終わらないような時には感情はわいてくるだろうが。
・ドラッカーは既に起こってしまった未来を現在の事実として見ることで、将来予測を行なった。例えば出生率や結婚率を見れば、少子高齢化社会は必然的である。
・歴史学者は、史実から将来予測を行う。何が必然的なのか?似たような歴史の事実の中から想像する。
・株式のトレーダーは、為替、チャート、前日の米国株価の動向などの中に、必然的なものを想像する。

アベノミクスを始めとした安倍自公民政治の行く末が必然的に惨劇になるのが、有識者や一般市民を始め多くの人が容易に想像出来るので強く反対し抗議活動を行うのである。

*の引用元は、スピノザ著「エチカ」中公クラッシクス、工藤喜作&斎藤博訳

東京新聞に載っていた文藝春秋の広告「安楽死は是か非か」。 団塊の世代の大量要介護難民に向けて、ますます重要なテーマです。尊厳死とか、終末の迎え方とか。

2017-02-10 22:11:45 | つぶやき
東京新聞に載っていた文藝春秋の広告「安楽死は是か非か」。
団塊の世代の大量要介護難民に向けて、ますます重要なテーマです。尊厳死とか、終末の迎え方とか。