風 Ⅶ
2009年07月18日 | 風
彼は高校3年生
部活動も終わり、後は受験勉強に集中して取り組める‥
その予定のはずだったが‥
何となく、抜け殻のような虚脱感だけが彼を包んでいた
そんな時、
ある朗読コンクールのことを先生が紹介してくれた
「藤沢周平の山形」第3章 山形-第1回高校生朗読コンクール
山形の次代を担う若者が郷土の大先輩の青春をいかに再現するのか
地元の大学で県内の高校生を対象として開催されるという
録音審査は何とか通ったそうだ
勢いづいた彼は
どうせだったら一番になりたい‥と願っていたが、
放送部とかそれなりに経験を重ねた人が出場するのだから
参加できるだけでも幸運なこと‥
彼の朗読もそれなりに良かったのですが
録音審査による予選を通過した高校生が集っただけあって
実際に聴講してみると、やっぱり上手な人は上手いなぁ~と両親は思ったそうです
で、審査員や会場の評価は‥
「えっ!」
彼の朗読は思いがけず、
第一位の大学学長賞を受賞したのです
本人は自信があったかどうかはわかりませんが
上には上がいるなぁ~と感じた両親はびっくりしたそうです
翌日の新聞の地元欄にも写真入りで掲載されていました
彼の家では購読していない新聞だったので
朝、父親はコンビニに行って買ってきたそうです
それも2部も‥
1部は実家の両親に自慢してあげなきゃ‥
「上手な朗読が人の心を打つとは限らない」という言葉を先生に頂いたそうですが
自分の願ったこと、希望したことを
叶えるなんて、彼は大したものだと感心します
後は受験勉強に頑張らなくては‥
そんなことは本人が一番感じていること
親としては
本人の望みが叶うことを願い、応援することしかできませんが‥
ちょっとだけ心地よい
さわやかな風が吹いたような気がしました
おめでとうございます。
新聞を2部^^
気持ち判ります。
私だったら新聞社ごと・・・笑
彼のご家族はとっても優しい暖かいのだと感じました。
さわやかなお話ですね。
拍手を送りたいです!
反対に、
漢字の読み方も間違え、失言も多かったどこかの人は、結局人の心もとらえないまま敗北か??・・
そんな事もありますね。
野菜星人の件ありがとうございます!
近々紹介させていただきます^^
山形県の庄内地方、鶴岡市出身の時代小説作家ですね。
山形師範学校(現山形大学)に進まれた時の
自伝『半生の記』が今回の朗読のテーマになったようです。
これからもドラマや映画で数多くの作品がとりあげられることでしょう。
朗読と言っても、奥が深いというか
素人にとっては難しい世界かもしれません。
どの世界でもその道を極めるということは大変なことですよね。
これからのことはわかりませんが
体が丈夫だったら、大抵のことは乗りきれるので
元気に頑張っていってほしいと願っています。
‥どこかの人もそれなりのチャンスはあったように思うのですが‥
数少ないチャンスを生かすことも才能なんでしょうね。
なんだかすがすがしい気持になりました。
>数少ないチャンスを生かすことも才能なんでしょうね。
そうですね。
それが、チャンスだとは気が付かないで何気に過ごしてしまうことも。
今後の彼の人生の自信につながればいいですね。
チャンスはただ漠然と待っているだけでは訪れません。
自ら努力して、汗を流して‥前向きに考えている人だけに訪れるものです。
だから‥金魚はピンチの連続です。
いつか、チャンスの神様が来てくれますように‥
そして、そのことにもちゃんと気づけますようにこれからもしっかり生きていきたいものです。
彼も元気に頑張ってくれるはずです。