退院してから…2ヶ月になる
まだ、毎日が日曜日は続いている…
脳幹出血の後遺症で、雨が降り続き鬱陶しいこの時季は、以前から体調が悪くなることが多い
2,3日後に低気圧が近づいて、天気が崩れるという時には、決まって頭痛がして、倦怠感に襲われたものだった
それだけでも十分に大変な日々だったのに、今年は思いもかけない病気を患ってしまい、新たな試練も加わった
こんな状況になってしまったから感じるのか、
毎日が日曜日でテレビとかを見る時間が多いので感じるのかはわからないが、
最近は生命保険の広告が多いような気がする
しかも、ガンという言葉を簡単に頻繁に使っているようだ
昔だったら、ガン=死ということを連想させたものだが、いまや最初の診断で○○ガンと診断され、宣告されることが多くなった
金魚の場合も当初から本人にも大腸ガンと宣告されたし、5年後の生存率もこんな数値だと宣告された
退院後は2週間毎に化学療法(抗癌剤治療)の点滴を続けている
初めに血液検査をして問題がなければ、数種類の抗癌剤の点滴が投与される
初日は病院のベットでおこなうものの、あとは自宅に帰り最後の点滴が2日間にわたり続けられる
3日目は看護師の指導を受けた金妻が点滴の針を抜いてくれて、管からは解放される
この治療は早期発見の癌の場合でも、再発防止のためという大切な役割もある
金魚の場合はガンによる症状を緩和して、生活の質をよりよく維持するといったこともあるそうだ
治療期間中は何らかの副作用が現れる可能性があり、そのあらわれ方には個人差が大きく関係するというが、
金魚の副作用もそれなりにある
点滴を始める前に制吐剤(吐き気止め)を投与するが、嘔吐まではいかないものの、
吐き気は継続し、全身が倦怠感に襲われる
そうなると、何もする気が起きない
パソコンに向かうこともなく、ただ、テレビの前でごろごろしている
かといって、症状がよくなるわけではないが、ただ、そうやってごろごろ過ごしている
その他にも食べ物や飲み物が飲み込みにくいといったことや、
手足のしびれ、痛みなどといった副作用も感じる
脳幹出血の後遺症としても、手足のしびれは経験しているが、
今回はそれ以上にしびれは感じるし、手の震えも酷くなったようだ
そして、一番困っていることが“下痢”の症状
ちょっと汚い話で恐縮だが…
点滴を終えて3,4日後だろうか、トイレのそばから離れられないようなことがおきる
もともと大腸ガンの後遺症としても“軟便”や“頻便”はあるというが、
それ以上に水分が排出される
食事中にトイレに駆け込んだり、夜中に起きなくてはならないことも度々ある
入院して体重は15キロ以上痩せることになったが、2ヶ月後の今も体重は増えていない
むしろ、必要な栄養や水分が排出されるためか、ちょっと減っているかもしれない
そんな日々が数日は続く…
そして、抗癌剤の副作用も何とか落ち着き、体力も回復してきたなぁと感じる頃、
また次の化学療法の点滴が始まる
通常2週間が1コースで治療が進められるが、この点滴の医療費が驚くほどの高額になる
もちろん症状や副作用により投与量に差があるものの、
前回の化学療法では10万円近くの医療費がかかった
1万円の間違いじゃあないよ…
6月1ヶ月を振り返っても2度(2コース)の化学療法(抗癌剤治療による点滴)と
CT検査があったので、20万円以上の医療費がかかったことになる
高額療養費制度による医療費助成制度が受けられるが、
とりあえずは病院の窓口で精算しなくてはならない
副作用で体調が崩れることがわかっていて、しかも多額の医療費がかかるなんて、
病院になんか行きたくない…
こんな日々の中で…前向きになんて…生きてなんかいけない…
ふと、本音というか、そんな愚痴も出てしまう
今日はちょっと弱音を吐いてしまった
さあ、何とか明日も生きていかなくては…