ポスンジャカイト

は？　何だこの名前？
とヤフオクの「あらみね」さん、正式名称「A Life with Mineral」の一覧を見ていて思ったのでした。
この「あらみね」さん、まあレアものの宝庫。じぇんじぇん知らない、一回では絶対覚えられない石ばかり並んでいる。その方面の方には宝の山なのかもしれないけれど、あちきなんぞには猫に小判、豚に真珠、イカに蛸壺（は？）の世界。なんだけれども、これは青の色に惹かれてつい出来心で手を出してしまいました。銅鉱物ということだし。新米なのに生意気ですまん。

けったいな名前の由来は、ロシア人で米国で鉱物化学を研究した Eugene Waldemar Posnjak (1888－1949）から。ってこれ、ロシア語名ですかね。何か少数民族っぽい。寸なのか尺なのか、どっちかにしてほしい。（あほ）

組成は Cu4(SO4)(OH)6・H2O。
ほぼそっくりさんにランジャイト Langite＝ラング石 Cu4(SO4)(OH)6・2H2O と、その同質二像のローウォルフェアイト　Wroewolfeite　Cu4(SO4)(OH)6・2H2O がある。寸尺さん（ポはどこへ行った？）　とは水が一個か二個かの違い。H2O がないとブロシャンタイト Brochantite＝ブロシャン銅鉱　Cu4(SO4)(OH)6 になる。何じゃね、この細かさ。全部まとめて水酸硫酸銅加水鉱でいいんじゃないの？（あほ）
寸尺君（やめい）は日本でも栃木県の小来川で1973年に世界で二番目に発見されているとか。

で、ご尊顔。（ようやくｗ）

スウェーデン、Kallargruvan 産。
青です。クリソコラとアズライトを足して二で割ろうとして割り切れなかった感じ。（は？）　何せ銅ですから銅してもこうなってしまう。（やめい）　美しい色なんですけど。
ブロシャンタイト、ランジャイトと銅違うかと言われても、両方とも持ってないからわからない。

はあ。なんか銅の鉱物がわけわかんなくなってきた。
また整理してみるか。目に付いたものだけ。抜けてるのもたくさんあるでしょう。

【元素】自然銅　Cu
【酸化】キュープライト（赤銅鉱）　Cu2O
　　　　テノライト（黒銅鉱）　CuO
【硫化】コベリン（銅藍）　CuS
　　　　カルコパイライト（黄銅鉱）　CuFeS2
　　　　ボーナイト（斑銅鉱）　Cu5FeS4
【ハロゲン化】アタカマイト（アタカマ石）　Cu2(OH)3Cl
【珪酸塩】クリソコラ（珪孔雀石）　Cu2H2Si2O5(OH)4
　　　　　シャタッカイト（シャタック石）　Cu5[(OH)2|(SiO3)4]
　　　　　ダイオプテーズ（翠銅鉱）　CuSiO2(OH)2
　　　　　プランシェアイト　Cu8(Si8O22)(OH)4・H2O
【炭酸塩】アズライト（藍銅鉱）　Cu3(CO3)2(OH)2
　　　　　マラカイト（孔雀石）　Cu2(CO3)(OH)2
　　　　　ローザサイト（亜鉛孔雀石）　(Cu,Zn)2(CO3)(OH)2
　　　　　オーリカルサイト（水亜鉛銅鉱）　(Zn,Cu)5(CO3)2(OH)6
【硫酸塩】カルカンサイト　（胆礬）　CuSO4・5H2O
　　　　　ブロシャンタイト（ブロシャン銅鉱）　Cu4(SO4)(OH)6
　　　　　ランジャイト（ラング石）　Cu4(SO4)(OH)6・2H2O
　　　　　シアノトリカイト（青針銅鉱）　Cu4Al2SO4(OH)12・2H2O
　　　　　リナライト（青鉛鉱）　PbCu(SO4)(OH)2
　　　　　デヴィリン（デビル石）　CaCu4(SO4)2(OH)6・3H2O
【リン酸塩】リベテナイト（燐銅鉱）　Cu2(PO4)(OH)
　　　　　　ターコイズ（トルコ石）　CuAl6(PO4)4(OH)8・4H2O
　　　　　　ルドジバアイト　Cu5[(OH)2lPO4]2
　　　　　　ヴェゼリアイト（ベゼリアイト、ベゼリ石）　(Cu,Zn)3(PO4)(OH)3・2H2O
【砒酸塩】クリノクレース（斜開銅鉱）　Cu3AsO4(OH)3
　　　　　オリーブナイト（オリーブ銅鉱）　Cu2(AsO4)(OH)
　　　　　リロコナイト　Cu2Al(AsO4)(OH)4・4H2O
　　　　　コニカルサイト（コニカルコ石）　CaCu(AsO4)(OH)

はあ。再整理したからといって何かすっきりしたわけではないですな。覚えそうもないし。（まあ素人なら仕方ない）
しかし多彩なこと。銅好きでけっこう持ってるかなと思っていたけどじぇんじぇんそうでない。銅鉱物網羅なんてとても無理。
そして含水鉱物の多いこと。ガイアの子分たちは銅と水でいろいろと作るのを得意としているみたいですな。いい素材で腕の見せ所、つう感じかな。（誰だよ）