これも一応希元素鉱物。
ジルコン。ふやすんす鉱。(そんなんあるか) ひやしんし鉱?(違うって)
Zr(SiO4)。発見されている地球最古の鉱物。
前にも上げたけど、カットルースはあちこちで見る。屈折率が2前後でコランダムやガーネットより高いからキラキラする。色もとりどり。
けれど原石はあまり見ないし、あってもルースのように美しい!というのは少ない。どういうことなのだろう。
何かいいのあったら見てみたいな、と思っていたら、パーフェクトストーンさんからこんなんが出た。
ブラウン・ジルコン。こういう自形結晶というのは案外ないような。
側面の条線もきらきらとして美しい。
通常光では暗いけれど、強い透過光だと素晴らしい輝きを見せる。
素晴らしいですねえ。
もう一つ、ヤフオクで「オレンジ・ジルコン」。
曖昧な色で、淡い藤色にも見える。きらきらしてなかなかの味わい。
これは加熱処理のブルー・ジルコン。素晴らしく澄んだブルー。
しかしやっぱ何となく捉えにくい石ですねえ。
おまけ。
ジルコニウムを含む鉱物は mindat によれば136。あちきが聞いたことがあるのは、
バデレイアイト(バッデレイ石) Baddeleyite ZrO2
カタプレイアイト(カタプレイ石) Catapleiite Na2Zr(Si3O9)・2H2O
ユーディアライト Eudialyte Na15Ca6Fe3Zr3Si(Si25O73)(O,OH,H2O)3(Cl,OH)2
くらい。ありゃ、ユーディアル君もそうなのね。混合岩石のイメージが強くて忘れていた。
笑えるのは、ウェイダイト Wadeite K2Zr(Si3O9)。ベニトアイト・グループでベニトの所で一度名前を書いている。これ、和名では「ワデ石」だそうで。えええええ? そりゃないだろw シャッツク石に匹敵する迷名ですな。明治維新期の命名ですか。(悪態はよしなさい)
ほかにこんな名前の石もあった。(暇ですねえw)
ダヴィンチ石 Davinciite Na12K3Ca6Fe32+Zr3(Si26O73OH)Cl2。結晶がユニークらしい。
迷宮石 ラビリンサイト Labyrinthite (Na,K,Sr)35Ca12Fe3Zr6TiSi51O144(O,OH,H2O)9Cl3。はあ? なんと800の元素を配位子として含むらしい。そんなんあり? ロシアで出るらしい。ほすぃ。
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