貧乏石好き

つれづれなるままに石をめぐりてよしなきことを

東京ミネラルショーから ①石英仮象雷管石型曹長石

2023-12-10 09:11:37 | ややレア

まあ……行ってしまいまして。(やれやれ)
人がいっぱいだったらお目当ての三、四軒だけ見て帰って来ようなどと思っていたら、意外に空いていて、長居をしてしまいまして。(やれやれ)
長居をすればあれこれ買ってしまう。まあしゃあないよね。(しゃあなくない)

パーフェクトストーンさんに表敬訪問したら(買うつもりじゃないのかよw)、外人の石屋さんとコラボしていらっしゃる。スペインのフローライト屋さんと、ノルウェーの石屋さん。
で、ノルウェーの方を見ていたら、変なものがあった。



フルグライト、雷管石というのがあって、石英質の砂漠に雷が落ちると、高温で溶けて管状の石英ガラスができる。中は中空で、内側は非晶質=シリカ・ガラス、外は珪砂のザラザラ。しばしば面白い形状を見せる。割合あちこちで見る。
で、これはそのフルグライトの石英が、曹長石=アルバイトによって置換されたものだという。仮晶というやつですな。難解でなかなかはっきりしない。こちら。で「Albite pseudmorph after quartz fulgurite」「石英仮象雷管石型曹長石」ということになる。ああややこしい。
かなりレアじゃないでしょうか。しかもピンクとブルーグレイの小結晶がきらきらとしてなかなか美しい。
ちょっとお高かったけど、ゲット。まあノルウェーからはるばるやってきたのだからその労に報いてあげなければいけません。

しかし、石屋さんというのは、特色を出すためにはこういう国際的なコネクションが必要なのでしょうね。そう考えるとなかなか難しい商売なのかもしれません。パフェさん、偉い。(当人のものは買わなかったのかよw)



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