園内清掃

　チビ子がもうすぐ卒園する。卒園する子供達のクラスの父兄と父母の会の役員が卒園前に園庭の溝掃除をするのが恒例になっている。なんやかんや役員会がらみで毎年参加しているのだが、今年も行ってきた。
　今年は晴天で、あったかくて、お掃除にはもってこい。園庭の隅っこですっかり砂に埋もれている溝の蓋を探し出し、一生懸命溝掃除をした。
　実は今年は秘密兵器があったのだ～！！生協で購入した小さなマスかき！今まではスコップでやっていたのだが、どうも使い勝手が悪いので年末の大掃除特集の時に購入しておいたのだった。そりゃもう、あなた、やる気マンマンでしょ（笑）？

　溝にしゃがんで一生懸命砂をかき出していると、土曜日の保育の子供達が手に手にスコップを持って寄ってきた。（ちなみにうちの子供達は家で亭主と留守番だった。）ミミズが出たの、イモムシが出たの、ハサミムシが出たのと大騒ぎしながら、よその子供達と一緒に「宝探し」にいそしんだ。
「チビ子のおばちゃん！ほら～、ミミズ！！」
「おお、大きいなぁ。（ふふふ、ミミズくらいでは驚かんぞ、おばちゃんは）」
　そんな会話が楽しい。自分の子供達とはまた一味違ったコミュニケーションはなかなか新鮮だった。

　小一時間ほどで、園庭の溝は本来の機能を取り戻した。ま、これも半年くらいの命だけどね（笑）。

　チビ子が六年間、お世話になりました。
　どうもありがとう！
　そしてチビ太郎があと三年、お世話になります。
　これからもよろしくね！

　陽だまりの園庭にそんな挨拶をしてみた。