エピキュリアン

いいことばかりじゃないけれど
楽しいことが たくさんあるといいね♪

差別用語

2017年02月22日 | 
先週、踵骨 骨挫傷と診断されて、踵を保護する為にオーダーメイドした装具を、月曜日に取りに行きました。

受付を済ませ、痛い脚を動かして長椅子に座り順番を待っていると、痛々しいコルセットを首にしていた多分80歳台の女性が私が横に座り、なぜこの病院にいるのか質問されました。

・・見た目はどこも悪そうには見えないと、みんなそうおっしゃいますが。

病状の説明~ここでは長くなるので割愛しますが、女性に病気のことを話すと、「かたわなんでしょ?それでも生きていられて良かったね!若いからほんとに良かったね~」と言ってくれましたが、どう答えるか考えていると頭が痛くて、下を向いてしまいました。

もちろん、女性から悪意は全く感じられなかったので、以前の私ならにっこり笑って会話を続けることができたはずなのです。

こんなことは、日常茶飯事でした。

お年寄りはお話がしたくて、私も聞いてあげるのが好きで、喜んでもらえるのが好きでした。

・・・なのに今回、返すことができなかった・・・

黙ってしまった私の様子を見て、女性が「具合悪いのに話し掛けてごめんね・・・」といいながら、自分の病状を話し続けました。

「病気」が原因の一つではあると思いますが、もうひとつ・・・「かたわ」

久しぶりに聞いた言葉でした。

小さい頃近所にはおばあちゃんやおじいちゃんがいて普通に使っていた言葉で、親も気にしないで使っていたと記憶しています。

(源氏物語にも使われていたのだから・・・)

でも、その言葉と一緒に見た人は不自由そうで、私は使いたくない言葉でした。

それに脳は拒否反応を示したようでした…。

使った女性は悪気が無くて、私が生きていて良かったと言ってくれたと、それをわかっていても言われて良い気分にはならなかったのも事実です。

自分がその立場にならなければわからないこともあります。

間違いに気付いたら謝り、優しい気持ちでたくさん聞ける、応えてあげられるようになりたいなぁと思いました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする