古代日本国成立の物語

素人なりの楽しみ方、自由な発想、妄想で古代史を考えています。

北海道一周 車中泊の旅 ②

2020年10月15日 | 旅行・車中泊
北海道に渡って2日目、ニセコでの目覚めは7時頃だったかな、雨があがって気持ちのいい朝を迎えました。歯磨き、着替え、ワンコの散歩、、、準備を整えて2日目のスタートです。当初はニセコのカフェでモーニングを、と考えていたのですが、この日のメインイベントである余市でのフルーツ狩りに時間をとっておくため、モーニングは次の機会にしようということにしました。



ニセコパノラマラインではキタキツネが道路を歩いていました。連日の野生動物との遭遇です。前日の海岸沿いの快適なドライブと違って森林の中を駆け抜けるのも気持ちがいい。



30分ほど走って到着したのが神仙沼レストハウス。駐車場に車を停めてワンコとともに遊歩道に踏み入ります。たぶん一番乗りです。遊歩道は木道として歩きやすく整備されていて、木々のトンネルをくぐりぬけて20分ほど歩くと視界が一気に広がる湿原に出ます。ワンコのリードを外してあげるとご機嫌な様子で、ひとり(一匹)で先に先にすすんでいきます。湿原を抜けると神仙沼に到着。すがすがしくて神秘的な空気、空間を独占できる贅沢な気分は車中泊旅ならでは。ホテルでの宿泊なら今頃はまだ朝ご飯の時間でしょう。気持ちのいい空気をたっぷり吸って1時間ほどで車に戻りました。









山を下りて海岸沿いに出て追分ソーランラインに入り、少し北上するとすぐに積丹半島になります。この日はここから半島を一周して余市、小樽、石狩を経て留萌まで走る予定です。積丹半島を取り囲むように敷設されたソーランラインのドライブは何とも快適です。まだまだ空は雲に覆われていますが、前日に比べると御の字の天気です。目指したのは半島の先端に鋭く突き出た神威岬。



駐車場に車を停め、ここでもワンコを連れて歩きます。女人禁制の門をくぐった先は急峻な岬の尾根づたいに設けられた細い道。ワンコを抱っこしないといけない箇所がところどころにあります。先端まで行くと灯台があります。よくまあこんなところに灯台を建てたものだと思わざるを得ません。車中泊で旅をしていると各地の灯台を訪ねる機会がけっこうあるのですが、たいがい同じことを思います。でも、ここからの眺望は格別です。美しい積丹ブルーも期待を裏切りません。雨が上がってよかったとつくづく思いました。往復で1時間ほどです。








積丹半島を巡るあいだにご飯を食べるとしたら、ということでいくつかピックアップしていた中から選んだ中村屋さん。積丹ウニで有名なお店です。私たちより一足先に入った若者グループがすぐに店から出てきました。たぶんお目当てのウニがなかったからでしょう。お店に入ると案の定「もうウニは終わってしまったのですが大丈夫ですか」と声をかけられました。彼らはこれを聞いて引き返したのだ。こちらは積丹ウニは8月で終わりということを知っていたので問題なしで、豪華な海鮮丼をいただきました。





次は積丹岬を目指して急坂を上っていきます。駐車場に車を停めて小さなトンネルを抜けると積丹ブルーの海が広がっています。島武意海岸の展望台です。ここからの眺望だけでも十分なのですが、せっかく来たのだからと海岸に降りました。車で上ったのと同じだけの高さのつづら折りの急坂を下りるとすぐに海岸です。とんでもなく水がきれいだ。ここでも贅沢な時間を過ごしました。急な坂を上って展望台に戻ったときには灯台まで歩く元気が残っていませでした。








ここから先は積丹半島の東側に入ります。黄金岬などのポイントをパスして立ち寄ったところは豊浜トンネル崩落事故の慰霊碑が立つ場所です。ニュースで流れていた映像は鮮明に記憶に残っているものの、トンネルの名前も忘れ、その場所もあまりよくわかっていませんでしたが、このあたりの立ち寄りポイントを調べているときにこの場所を見つけました。「ここだったのか」と思ってネットに出ている当時の記事や写真を見ているうちに、ここを通るからにはここで手を合わせたいという気持ちになり、ふたりで慰霊碑に手を合わせてきました。



神妙な気持ちはさておいて、次はこの日のメインイベントである余市でのフルーツ狩りです。場所はなんとあのニトリが運営するという「ニトリ観光果樹園」です。ひと月ほど前に名古屋に住む長女一家がここへきてすごい良かったというのを聞いたのでやってきました。ひとり2キロまでの持ち帰りができる「秋まるごと食べ放題もぎ取りコース」の2000円を払って入園しました。ぶどう、りんご、なし、プルーンの4種類が食べ放題、採り放題です。ぶどうはキャンベラスという聞いたことのない品種で味や食感はいまひとつ。なんだか少し苦みというか渋みが口に残る。りんごはつがるで、これは美味しかった。なるべく赤くなっているのがいいと書いてあったので、必死に赤いのを探すものの、なかなか見つからない。しかたなく黄色も交じったまだら模様の実を採るのだけど、それで十分に美味しい。プルーンは悪くはないが、わざわざここで食べなくてもいいかな。なしは幸水でものすごく瑞々しい。閉園の17時まで広い果樹園を堪能しました。結局持ち帰ったのが、少しのぶどうと10数個のりんごで合わせて3.5キロくらいでした。このりんごは翌日以降の朝ご飯代わりになったので、あと500グラム分のりんご(2個くらい)を採ってくればよかったと少し後悔しました。









フルーツで一時的にお腹は満たされたものの、これを晩ご飯とすることはできません。このあとは小樽を抜けて留萌まで走るのだけど、食べるとすれば小樽市内がいい。そしてふたりの意見が一致してラーメンを食べることにしました。奥さんがリサーチして見つけたのが小樽の「麻ほろ」というラーメン屋さん。留萌へのルートから大きく外れることなく、駐車場もありそうということで向かいました。あっさり塩ラーメンとあっさり味噌ラーメンを食べましたが、塩の方が美味かったなあ。




さて、お腹も満たされたところで次はお風呂です。計画では留萌の近くまで行ってからと考えていましたが、この日も時間が押したので急きょ近いところで探すことにしました。そして見つけたのが石狩川河口近くにある「番屋の湯」。大変いいお湯でした。



さあ、ここからは留萌に向かってまっしぐら、まだ100キロはある道のりを前進あるのみ。途中で眠気がやってきますが、ガムを噛みながら何とか乗り切って「道の駅留萌」に到着したのは22時を過ぎていたかな。ちょっとややこしそうな若者がいましたが、気にすることなく就寝しました。この日の走行距離は330キロでした。 (続きは次回)






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