古代日本国成立の物語

素人なりの楽しみ方、自由な発想、妄想で古代史を考えています。

北海道一周 車中泊の旅 ③

2020年10月16日 | 旅行・車中泊
北海道3日目は「道の駅るもい」からスタート。この道の駅は今年7月にオープンしたばかりで設備は綺麗だし、広大な芝生広場やパークゴルフ場、ドッグランまで併設しています。5時半に起床、朝一番にワンコの散歩を兼ねて一周しましたがこんな道の駅は初めてです。一番奥にあるドッグランにも行きましたが大型犬がいたので入りませんでした。





ひと通りの準備を終えて6時半に出発。この日はこれまで以上の長距離を予定していたので、立ち寄りポイントは最小限にしようと心に誓ってスタートしました。走る道は国道239号線、通称オロロンラインです。「道の駅おびら鰊番屋」に入った時に雨が降り出し、その後も雨脚がどんどん強くなっていきます。車窓からの眺めが素晴らしい(と聞いていた)オロロンラインのドライブは本当に楽しみにしていたのに残念です。

道端の牧場には雨の中なのに牛が寝そべっています。



天塩川を越えたところ、風力発電の風車が一列に並ぶオトンルイ風力発電所は青空をバックに撮りたかったなあ。雨の中、道端に車を停めて写真を撮る女性がいました。運転席から降りてきたのでもしかすると一人旅かもわかりません。前日にニトリ果樹園のお土産で持ち帰ったリンゴを取り出し、朝ご飯代わりにかじりながら出発。





北緯45度線を通過。見たときはなんだかよくわからないモニュメントと思ったのですが、改めてみると「N」を45度傾けて「北緯45度」をあらわしているのかな。



次も楽しみにしていたサロベツ湿原センター。雨の中を散策に出かける人もいましたが私たちはトイレ休憩だけにしました。天気が良ければ歩こうと決めていたのに。




そしてこの宮の台展望台からサロベツ湿原の向こうにそびえる利尻富士を眺めるのも楽しみにしていました。かつてはサロベツ展望台と呼ばれていましたが、昭和 38年に上皇の弟宮であられる義宮殿下が視察されて以降は「宮の台展望台」と呼ばれるようになったそうな。




オロロンラインに戻ってさらに北上してノシャップ岬へ。雨と風の激しいこと。車から降りずに撮影だけにしました。ちなみに、ノシャップ岬は「野寒布岬」と書きます。根室の納沙布(のさっぷ)岬と間違えることしばしば。このあと行くことにしているクッチャロ湖も屈斜路湖とよく間違える。




ランチはこのノシャップ岬の「樺太食堂」か「漁師の店」と決めていたのですが、先に見つけた樺太食堂に入ることにしました。目的はもちろんウニだったのですが、どれにするか悩んだ結果、ふたりとも「生うに三色丼(3,630円)」に決めました。中村屋の三色丼も美味かったけど、ここのは格別だ。でも次に来たときは絶対に「うにだけうに丼(4,950円)」を食べよう。店のおばさんと話をしていてわかったのは、生うにはこの日が最後だったということです。一日遅く来ていたら後悔しただろうなあ。そしてなんと、この記事を書くためにホームページを確認すると、9月28日で今年の営業を終了したとのこと。冬季休業は知っていたけど、まさか9月中に休みに入るとは。私たちが訪ねたのは9月27日です。ほんとにギリギリセーフでした。







お店を出て海岸沿いの道を走ります。ここは走ってもいいのかな、という道です。海側には柵もなく、転落の危険もある道です。そんな道を走って稚内へ到着。稚内港北防波堤ドーム横に車を停めて、ドームの下で雨風をしのぎながらワンコの散歩をしました。




稚内港に隣接する場所にある稚内駅は日本最北端の駅。駅舎を含めた施設が「道の駅わっかない」となっています。旧駅舎時代に最北端の場所であったところに線路の車止めとレールのモニュメントがありましたが、雨が降り続いているので車内からの撮影にとどめました。



さあ、このあとはいよいよこの日のメインイベント、いえいえ、この北海道一周のメインイベントのひとつと考えていた宗谷岬です。この日ばかりは本当に天気を恨みました。とはいえ、しっかりと目的を果たすべく、まずは宗谷岬手前の白い道へ。ホタテの貝殻を砕いて敷き詰めた道です。ここも晴れていたら青い空、青い海、緑の草原、そして白い道、さらには風力発電の風車が並んで、最高の景観だったんだろうな。でも、いいことがひとつだけありました。ここでも鹿に出会うことができたのです。






そしてついにやってきました日本最北端の地。あいかわらずの雨と傘をさすことができないほどの強烈な風ですが、ここまで来たからには何としてもという思いで傘を置いて飛び出しました。そして、日本最北端のガソリンスタンドでは記念品目当てに10リッターだけ給油しました。






このあとはクッチャロ湖を目指してオホーツク沿岸の通称ホタテロードを走ることになります。ホタテロードというだけあって、こんなものを見ました。ホタテ貝の加工場の横に山のように積まれた貝殻です。貝殻といえどもここまで大量になるとけっこう強くにおってました。




クッチャロ湖を見下ろすクローバーの丘では、ふたりしかいないので、かわりばんこに撮影。ここも晴れていたらいい眺めだったんだろうな。




クッチャロ湖の湖畔も誰もいません。時刻は16時半でそろそろこの日のクロージングを考えなければなりませんが、このホタテロード沿いはお風呂やご飯屋さんはほとんどなく、クッチャロ湖のある浜頓別で両方を済ませるのがいいかなと思ったものの、お腹がすいていなかったのと、まだ少し先まで走る必要があったので、ひとまずお風呂もご飯もあとにして走ることにしました。




途中、北見神威岬では打ちつける荒波と灯台を撮影しましたが、この写真もそうですが、この日は車の中からの撮影がほとんどでした。ほんとにこの日の雨と風は最悪でした。この時点で17時を少し回ったところなので、このあとはすぐに暗闇が迫ってきます。




さらに走って枝幸町のホテルニュー幸林でお風呂にしました。それほど広くないお風呂でしたが、いいお湯でした。



時刻は19時前ですが、まだお腹がすいてこないのでさらに走ります。すでに真っ暗な中ですが翌日のことを考えるとできるだけ先に進んでおきたく、結局は紋別まで走ることにしました。紋別には「道の駅オホーツク紋別」があるのですが、それよりも紋別港の敷地内にある車中泊用に開放された「紋別ベイエリアオートサイト」で寝ることにしました。思ったほど車は停まっていなかったので比較的トイレに近い良い場所が確保できました。

時刻は21時前です。この日は「半澤直樹」の最終回。走りながらではなくて車を停めて心置きなく最終回を楽しむことができました。それと、途中で間食を挟みながら走っていたので、結局ここまでご飯ナシで来てしまいましたが、そろそろ小腹がすいてきました。実は小腹を満たすにはちょうど良いものをたまたま稚内で調達していたので、それで済ませることにしました。そのちょうどよいものがこれ。



これは偶然のたまものです。この旅に入ってからの車中でテレビを観ていた時に、何の番組だったか忘れましたが星野源が一番好きなパンとして紹介していたこの「ちくわパン」を稚内のスーパーで見つけ、話のネタにと思って買っていたのです。結構いけましたが「一番好きか」と聞かれると「なんで?」と答えることになるでしょう。

さて、以上でこの日は終了です。3日目のこの日の走行距離はなんと476キロにもなりました。 (続きは次回)







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