ブログ de 姫リンゴ

ひめまの戯言、次女の雄叫び、

一言多い長男、長女、父の日常です。

超高速!参勤交代リターンズ ※ネタバレ有り

2016-09-18 | 映画

昨日観てきました。
前作は映画館では観られず、DVDで観ていました。
それがかなり面白かったので今回は観に行くと決め、早々に予定に組み込んでました。

はい、それではまずストーリーから。

幕府から突然の参勤交代を命じられた弱小貧乏藩の奮闘を描いた時代劇コメディ「超高速!参勤交代」の続編。
参勤交代の帰り道 「交代」に出た湯長谷藩一行が、宿敵である老中・松平信祝の画策によってさらなるピンチに陥る姿を描く。
知恵と工夫でなんとか江戸への参勤を果たした湯長谷藩の藩主・内藤政醇らは、故郷に帰るため江戸を出発する。
ところがその道中、湯長谷で一揆が発生したとの情報が入る。政醇らに打ち負かされた老中・信祝が、復讐のため湯長谷藩を壊滅させようと画策しているのだ。一揆を収めるためには2日以内に湯長谷へ帰らなくてはならず、政醇らは行きの倍の速さで走ってどうにか故郷へ帰り着く。
しかし、城は既に乗っ取られてしまっており……。

毎度ですがざっくり説明。
前作は参勤、今回は交代と実に分かりやすい、行ったら帰らないとね。
お咲(深田恭子)を側室に迎えることになり和やかムードで祝宴を挙げていたところへ一揆勃発の連絡が入る。
悪老中・信祝(陣内孝則)の企てでそう簡単には事態が収まらず・・・といった内容。

続いてキャスト。

佐々木蔵之介   内藤政醇
深田恭子     お咲
伊原剛志     雲隠段蔵
寺脇康文     荒木源八郎
上地雄輔     秋山平吾
知念侑李     鈴木吉之丞
柄本時生     増田弘忠
六角精児     今村清右衛門
古田新太     大岡忠相
近藤公園     瀬川安右衛門
渡辺裕之     諸坂三太夫
中尾明慶     森極蔵
宍戸開      柳生幻道
橋本じゅん    福田弥之助
富田靖子     荒木富江
大鶴義丹     与作
舞羽美海     琴姫
市川猿之助    徳川吉宗
石橋蓮司     松平輝貞
陣内孝則     松平信祝
西村雅彦     相馬兼嗣

前作メンバーはそのままであらたなキャストが追加。
やはり主要メンバーは替えちゃダメよね。
今回は最近悪役ばかりな陣内孝則の悪老中っぷりが加速、えげつない。
WOWOWドラマの「沈まぬ太陽」でもクズっぷりを存分に出しているがなぜか生き生きして見えるのは本性か。
そう思うくらいの清々しい悪役。
時代劇(コメディだが)はこれくらい悪役がはっきり悪と分かるくらいの方が正義が目立っていい。
水戸黄門にしろ大岡越前にしろ、非常に分かりやすい善と悪。
超高速参勤交代もこれに当てはまります。
そして主役の佐々木蔵之介、当たり役ですね。
非常に庶民派の心優しいお殿様、しかし幼い頃のトラウマで閉所恐怖症という情けなさもある。
この閉所恐怖症のくだりは今回も盛り込まれてるがまるで「うる星やつら」の面堂終太郎で、
「暗いよー狭いよー怖いよー」が脳内にこだまする人は多いのではないかと思う。絶対私だけじゃないはずだ。
でも抜刀術には長けていて殿様らしからぬ殺陣も決める。
日本刀繋がりも面堂と一致。もうモデルは面堂としか思えない、サングラス部隊とペットのタコは出てこないけど。
タコは飼っていないが猿は飼ってます、名前は菊千代。

感想は面白いの一言。
前作の悪戦苦闘ぶりは薄れ、アクションが多い印象だが、そこかしこにふふっと笑わせる要素が入っていて観ていて疲れない。
私が観た映画館は中高年の方が大半を占めていました。
おばさま方、自分の家でテレビでも観ているかのように観ながら喋るわ、食べまくるわ、とにかくうるさい。
予告の段階から「この映画は織田裕二が主役か~、パスだわ(「ボクの妻と結婚してください」の予告)」だの、
「中井貴一、いいわね~。次はこれ観ようかしらね(「グッドモーニングショー」の予告)だの、
「ふ・・・(失笑、「真田十勇士」の予告)」だの、どうも黙っていられない。
唯一だんまりを決め込んでいたのは洋画の予告数本、興味ないらしい。
年齢層が高いことは承知で行ったし自分だって充分中年なのでそういうのは若い時より気にはならなくなってきたが、
本編中のおしゃべりは勘弁して欲しい、さすがに気になります。予告だけにしてください。
そんなことがあってもこの映画は面白かった。
安心してみられる時代劇コメディとして上出来だと思います。

今年は邦画の当たり年ですかね。



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