ブログ de 姫リンゴ

ひめまの戯言、次女の雄叫び、

一言多い長男、長女、父の日常です。

闘ってみた

2017-03-29 | 自閉症
前回トイレットペーパーを使いすぎる次女と闘うべく動いてみました。
こちらこちらの記事。

経過と結果を書いてみたいと思います。

まずトイレットペーパーホルダーに付けた粘土の塊に次女がどう反応したか。
見た瞬間、私の所へ来て「はずして」と言いました。
ほう、直球で嫌がってます。
そこで「はずしません」と言い切り要求を拒否。
そりゃそうだ、そのために付けたのだから取ってたまるか。
渋々使うもののブチブチちぎれて相当イライラしてます。慣れなさい。

数回は嫌がりながらもそのまま使っていましたが、とうとうブチ切れた。
テープで取れないようにぐるぐる巻いて固定していたが、見る度にちょっとづつテープを取っている。
あー嫌なのね。
と思っていたら、キレた次女はテープを引きちぎり粘土を床に叩きつけてました。
強行突破。

そうきたか。
しかしそんなことは想定内だ、また固定してやるぜ。
とまたもやぐるぐる巻きにする。

するとまたもやテープを引きちぎった次女。
が、今度は床に叩きつけること無く、粘土の塊をリビングに持ってきて「はい」と手渡してきました。
いやいやいや、渡されてもねえ、あんた。
嫌って事は充分伝わったがそれは受け入れられませんね。

しかし少し様子を見ることにした。
というか、この間変化があった。

次女のトイレットパーパーの使用量が目に見えて減りました。
一日3ロールとか平気で使ってトイレを詰まらせていたのに粘土を付けてからは一度も詰まらせてない。
嫌がって粘土を取ってしまってから数日経っても使用量は激減、一日1ロールくらいで済んでる。
これ効果あったんじゃないか?

粘土を付けていたのは実質2日(短っ!)だが顕著な効果が次女にはあったようです。
考察してみました。
粘土の塊の重さで物理的に使いづらくなったことは勿論だが、それ以上にトイレに何かしらの手を加えた事による
「何かおかしい、お母さんがなにかやった」と次女の意識に危機感のようなものを植え付けたことが勝因ではないかと思われる。
以前の次女なら「だからどうした」と言わんばかりにすぐ元通りになっていたが、これは成長なのか?そう思いたい。

油断してるときっとまたやらかすと思うのでプレッシャーはかけていきます。
匙加減が難しいところではあるが、ストレスにならない程度の緊張感がないとなんでも許されると思ってしまう。
やってみないと分からない、やってみて見えることがある。
次女を育てる上でいつも思うことではあるがこういったことがいつまで続くのか、一生なんだろうなという部分で、
その果てしない道のりにくじけそうになることもある。
こうしたちょっとした成功体験で報われないとなかなかモチベーションが保てないので、久しぶりに嬉しい成功例でした。



3月28日(火)のつぶやき

2017-03-29 | 家族

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2017-03-24 | 家族

闘いは続く 2

2017-03-23 | 自閉症
なにを閃いたのか。
物理的にトイレットペーパーが取り出しにくくなればいんじゃないか?

我が家のトイレットペーパーホルダーは一般的なこれ。


このホルダーの蓋の部分、

この蓋を重くすればトイレットペーパーが取り出しにくくなるはずだ。
やってみた。手で押さえてみる。
ある程度の重さが加わるとトイレットペーパーを引っ張ろうと思ってもすぐにちぎれてしまう。
あまりちぎれ過ぎても使いにくいが15~20cmくらい引き出したらちぎれるくらいの負荷がかかれば使いすぎることはないのでは?
これだ!

早速丁度よい重さを探る。
いろいろ試してみたが800g~1kgがベストと分かった。
ではその重りをなににするか。
なんとなく私の頭の中に磁石とかペーパーウェイトが思い浮かんだので大きめの文房具屋へ行って探すことにした。
重さが分からないと意味ないので家からキッチン用の秤を持参。
これがなかなかいいものが見つからない。
探しまくり一番ピンと来て重さも丁度よかったのは文鎮。
棒状のじゃなくて私が見つけたのはイルカやクジラの形をしていてかわいい。
文鎮いいんだけど落としたら怪我する、重さはいいけど危ないので却下。
その後も探すがなかなか見つからない。

疲れ始めた私、ある物を発見。
粘土、これいいじゃない。危なくないし形も変えられる。重さは500gなので調節しやすい。
粘土といっても紙粘土はダメです、乾いたら更に軽くなっちゃうから。
昔ながらの油粘土です。
買った物はこれ。

まさかこの年で粘土を買うとは。
トイレは1Fと2Fにあるので500g×4=2kg分購入。

このままの大きさだとホルダーのフチにかかってしまい重さが分散されてしまうので半分にカット。
粘土なので扱いも楽です。
それを簡易的だがラップに包み4つ積み重ねる。
こんな感じ。


何も乗せていないホルダーの蓋が若干沈んだのが分かると思います。
ビフォー


アフター

見た目悪いがペーパーを付け替えるときに外しにくいと面倒なのでとりあえずはこれでいいでしょう。
さあ、どれくらい取り出しにくくなったか引っ張ってみます。
ちなみにペーパーを引っ張っても粘土は落ちません、固定もしてません、重ねただけ。

今にも引きちぎれそうです、引っ張り続けたらちぎれました。長さは15cmくらいかな?
いいじゃない、これいいじゃない。

この事件の主犯である次女で試してみる。
トイレに入った瞬間「なんだよ、これ・・・」という怪訝そうな顔してます。
いつものようにトイレットペーパーを使おうとするもちぎれるちぎれる(笑)
ぶちぶちちぎれるのでイライラしたのか諦めたのか15cm×2枚くらいで取り出すのやめました。
よっしゃ!イエス!!
不適な笑みとガッツポーズの母に「お前またなんかやったな」って顔してます。

ちゃんと固定していないのでどかそうと思えば簡単にどかせるのでそこは今後考えます。
今は「触るんじゃない」と言い聞かせていて今のところは触りません。
触るなと言う指示は聞くのにどうして使いすぎるなと言う指示は聞かないのか謎。

原始的な重りを乗せるという方法を取ってみたがなかなかよさそうです。
見栄え等はこれからどうにかします。
もっと違う方法でホルダーの蓋を重くする方法があれば試してみます。
今はこれでとりあえずは成功ということにします。

言うまでも無く見た目の問題から家族からは不評ですが一日数回のスッポン作業よりマシだ。

闘いは続く

2017-03-23 | 自閉症
特支を卒業し作業所での社会人生活ももうすぐ一年になります。
ここまで自閉症の次女と様々な面で根気比べという闘いを繰り返してきました。
勝ち負けを決めると言うよりは双方どのあたりで折り合いをつけるかという摺り合わせと言う方が正しいのかもしれない。
そしてそれは今でも続いています。

今我が家における自閉症の次女との闘いはいくつかありますが、一番の大問題はトイレットペーパー問題。

トイレットペーパー問題というのはなんの捻りも無く単純に使いすぎということ。
どれくらい使うか言うと一日多いと3ロール、一週間で市販されてる基準サイズの12ロール入りのトイレットペーパーでは全く足りません。
自閉症児・者の特徴であると言っても過言ではないが、トイレットペーパーを使いすぎる子は多いです。
これまで次女はトイレットペーパーの使いすぎはありませんでした。
ここ半年くらいから使用量が増え始めたなと思っていたらみるみる酷くなってきました。
どう酷くなったか。
一日に何度もトイレを詰まらせるという厄介な事案に発展。
トイレのスッポン買いましたよ、正式名称はラバーカップと言うらしい。へえー。
何度も詰まらせるのでこれが無いととんでもないことになる。

もうめんどくさいし厄介だし、本当に嫌。
どうにかしてやめさせねばと次女がトイレに行くたびに付いていき監視していましたが、頻尿の次女に付き添うのも大変なこと。
更に監視されることがストレスになり更に頻尿になる悪循環。
これはダメだ。
問題点は何で使いすぎてしまうか。
ストレスなのかなんなのか。
どうもこっそり見ていると早く使い切って新しいトイレットペーパーに付け替えたいらしい。
ガラガラ音を楽しんでる子もいるし、そもそも適量が分からなくてとんでもない量を使ってしまう子もいます。
次女は使い切り派ということは分かったが、ではどう対策するかが問題です。

考えた方法。
1、トイレットペーパーを1回分ずつ渡す
→ひたすらめんどくさい、無理。

2、

ワンタッチトイレットペーパーという商品があるのだが、これを取り付けて一枚ずつ取り出せるようにする。
→費用は5000円以下なのだが、果たして思惑通り一枚ずつ使うのか?
ここでもシュッシュシュッシュとせっせと取り出し続けたら意味が無い。審議。

3、諦める。
→もう疲れた、詰まらせたらスッポンやるからいいよ・・・と家族全員諦めモード。
しかし今は家庭内だけで済んでるが外出先で詰まらせたらシャレにならない、そこにスッポンはない。
やはり諦めたらいかん。
ちなみに作業所では今のところ未遂だそう。

考えることと日々のスッポン作業に疲れと、負けるかよ!と戦闘モードのスイッチのON/OFFが目まぐるしく切り替わる中、
トイレでどうしたものかと考えていた私、閃きました。

続く。