ブログ de 姫リンゴ

ひめまの戯言、次女の雄叫び、

一言多い長男、長女、父の日常です。

否定することの辛さ

2016-02-25 | 自閉症
昨日は最後の面談でした。30分の予定が1時間以上になってしまいました。
これから卒業までに契約や支援移行会議などやらなきゃいけないことがたくさんある。
そこで大きく関わってくるのが区分判定。
この人の障害はどの程度のものなのかをざっくり6段階に分ける判定です。
次女は区分3、1が一番軽く6が一番重い区分分けになります。
そうすると次女はずいぶん軽いと判定されたわけです。
これにはもちろん異論があるので既に役所の担当者にも相談済み、次回の判定で再判定することになってます。

その判定を受ける際やこれから先年金の申請をする時にも言われることだが、
心を鬼にしてこの子は何も出来ない、支援が必要だと訴えろと言われます。
嘘をつくのでは無い、テクニックです。

これが本当に辛い。
今まで頑張ってやってきたことを全てを否定するような行為。
出来るなら出来ると率直に言えばいいんですが、そうすると役所の人は額面通りに受け取り、
この子(人)には支援は必要ないと判断してしまいます。
特に区分判定はコンピューターにデータを打ち込んでコンピューターが判断するから、
○が多ければ弾かれるのは当然。
それを防ぐには、×をたくさんつけるしか方法は無い。

親が元気なうちならそれでもいい。
でも必ず先に死ぬ。
そうしたらこの子はどうなる。
誰がこの子を見てくれる?
支援が必要ないと判断されたら、誰も支援などしてくれないのです。
支援が必要だと認められていれば万が一の時に支援を受けることが出来る、そのためなのです。

何度も言うが、それがどれだけ辛いか。
この子の将来のため、出来ることを増やそう、出来るだけ人の手を借りなくても大丈夫なようにしようと、
18年間頑張ってきたつもりです。
そしてそれなりに成果も出た。
それを否定しなければいけない。
もう発狂しそうになります。
こんなことなら何も出来ないままで良かったんじゃないか?
手のかかる子の方が手厚く支援してもらえるなら、私がやってきたことは足を引っ張るだけの自己満じゃないか・・・
泣きましたよ、最後の最後で足をすくわれる感じの虚しさに。

面談でも言われました。
「辛いでしょうけど、能面を作って感情を消してください、そうしないと心が壊れちゃう」と。
先生、もうとっくに心は壊れたよ。
「今までどれだけ頑張ってきたのかは次女さんを見れば一目瞭然です。
分かっている人はちゃんと分かってます、そのことは自信を持ってください。
無駄なことなんて何一つしていないし、次女さんをよくここまで育て上げたと尊敬すらしてます」
先生、ありがとう。救われた気がする。

これから再判定や年金の申請でまた辛い思いをしなければならない。
心を鬼にして、いや、心を無にして臨まなければ本当に壊れる。
既に折れた心を修復しつつ、この子が生きていけるようにしなければ。

煎り酒

2016-02-25 | 世間話
先日、学生生活最後の校外学習に行った次女がお土産で買ってきたもの、それが煎り酒。


煎り酒って知りませんでした。
煎り酒ってなんぞ?

煎り酒と書いてあるが江戸ドレッシングの表示もある、謎です。

調べてみるとにんべんのサイトにはこう書いてありました。


『江戸レッシング (煎り酒) 200ml江戸時代中期に醤油が普及するまで一般的に使われていた調味料が「煎り酒」です。
現在では言葉が残るだけですが、料理人の間では、素材の持ち味を最大限に引き出す、"秘伝の調味料"として、今も独自に仕込んだ物が使われています。 本枯鰹節、和歌山県産南高梅の梅干、沖縄の塩など、こだわりの素材を用いて古来の味を再現しました。
江戸の味をお試し下さい。 化学調味料、保存料、着色料は使用しておりません』

だそうです。
昔からある調味料らしいのはなんとなくわかったけど、どうやって使うの?
更に調べると万能らしく和食なら間違いなく何にでも合うみたい。
ポン酢代わりに使うとの口コミをみたので、湯豆腐で試してみました。
基本的には醤油やポン酢など使わないんですが、せっかくなので煎り酒をお試し。

めちゃくちゃ美味しい!なにこれ!!
ほんのり出汁が利いてて、向こうの方に酸味もあるし甘みもある。
煎り酒とあるがアルコールは遙か彼方でする程度、みりんと同じ感覚です。
分かりづらい表現ですが本当にこの通りの味なんです。
ポン酢とは違います、ポン酢の酸味が苦手な人にお勧めしたい。
万能とはよく言ったもので、この味は何でも合うと思う。
ドレッシングの名の通り、サラダにもいけるし、焼き魚とかでも良さそう。
とにかく和食なら合わないことはないでしょう。

私だけじゃなく家族も絶賛、もう半分無くなっちゃった。
これは買い足し決定です。
次女、でかしたぞ!!

しかし、いくら調味料好きの次女とは言え、これをお土産で選ぶとは思えない。
推測されるのは、昼食がちゃんこ鍋だったのでこれがポン酢代わりに出たのではないか説と、
担任が煎り酒を知っていて次女に勧めた説のどちらかだと思う。
確かめてないので真相は分からないが、美味しい未知との遭遇をありがとう。

ステマではありませんがこちらで買えます。
お値段税込み432円。
ちなみに煎り酒の他に雷おこしと小指の先ほどの小さな招き猫も買ってきました。

1000円のお小遣いを目一杯使い切ったらしいです。先生大変だったろうな、こういうの全然興味ないからなにも選ばないの、次女。
なぜシーサーの間に鎮座しているかというと、次女がそこに置きました。
沖縄行ったときに買ってきたシーサーの仲間らしいです。
福を呼び寄せたいのか魔除けをしたいのか良くわかりません、プラマイ0だな。