アムちゃんにはじめて会ったのは多分2000年の4月、パート先で人事異動があり、私のいるところに視覚障害者のMさんが来て、ラブラドールレトリバーのアムちゃんがやって来ました。私の係りには5人の女性がいましたが、アムちゃんはたちまち私たちの人気者になりました。お昼休みはいつもアムちゃんののそばでコーヒーを飲んだものです。
アムちゃんは非常にお行儀ががよく、大体は自分の場所でご主人様を待つ忠実な
盲導犬でした。
でも時々、ご主人様のいないときには、犬の本来の姿に戻り、2.3メートル歩いてはゴミ箱に顔を突っ込んだりすることがあるので、そこがまたかわいかった。
アムちゃんを見ていたせいで、私は犬がこんなにもかわいいことを知りました。
家に帰ってからも、よくアムちゃんのかわいさを話題にしていました。
盲導犬は厳しくしつけられており、食事も一日一回。トイレも決まった時間しか行けず、外に出ればご主人を安全に誘導し、他の犬にあっても遊べず、仕事中はおとなしく伏せの姿勢でで待っていなくてはいけません。ご主人が動くときはいつも目で追い、一緒に出かけるときは尻尾を振って喜びます。
Mさんはアムちゃんをもちろん可愛がっていましたが、なかなかきびしいおかあさんで
時々リンゴをすりおろしてあげるくらいで、間食は一切させませんでした。
普段はおっとりしたアムちゃんでしたが、あるとき私がリンゴをむいているとき、三角の芯を落としてしまうと、ものすごくすばやい動作で食べてしまったことがあります。そんな時私たちは笑っていました。またあるときはMさんのちょうど不在のとき、びわを食べさせてしまったこともあるくらいです。
そんなアムちゃんも激務のせいか、今から3年くらい前、ガンで亡くなってしまいました。最後はMさんの実家で、Mさんの帰りを待ち、Mさんに抱かれて息を引き取ったと聞きました。
誰にでも愛されたアムちゃん、Mさんを支え続けたアムちゃん。アムちゃんはホンとにかわいくて、忠実で、美人で立派な犬でしたね。
その後、Mさんに何度となく「また犬を飼って」と言いましたが、最愛のアムちゃんを失ったMさんは飼わないことに決めたみたいです。
アムちゃんは非常にお行儀ががよく、大体は自分の場所でご主人様を待つ忠実な
盲導犬でした。

でも時々、ご主人様のいないときには、犬の本来の姿に戻り、2.3メートル歩いてはゴミ箱に顔を突っ込んだりすることがあるので、そこがまたかわいかった。
アムちゃんを見ていたせいで、私は犬がこんなにもかわいいことを知りました。
家に帰ってからも、よくアムちゃんのかわいさを話題にしていました。
盲導犬は厳しくしつけられており、食事も一日一回。トイレも決まった時間しか行けず、外に出ればご主人を安全に誘導し、他の犬にあっても遊べず、仕事中はおとなしく伏せの姿勢でで待っていなくてはいけません。ご主人が動くときはいつも目で追い、一緒に出かけるときは尻尾を振って喜びます。
Mさんはアムちゃんをもちろん可愛がっていましたが、なかなかきびしいおかあさんで
時々リンゴをすりおろしてあげるくらいで、間食は一切させませんでした。
普段はおっとりしたアムちゃんでしたが、あるとき私がリンゴをむいているとき、三角の芯を落としてしまうと、ものすごくすばやい動作で食べてしまったことがあります。そんな時私たちは笑っていました。またあるときはMさんのちょうど不在のとき、びわを食べさせてしまったこともあるくらいです。

そんなアムちゃんも激務のせいか、今から3年くらい前、ガンで亡くなってしまいました。最後はMさんの実家で、Mさんの帰りを待ち、Mさんに抱かれて息を引き取ったと聞きました。
誰にでも愛されたアムちゃん、Mさんを支え続けたアムちゃん。アムちゃんはホンとにかわいくて、忠実で、美人で立派な犬でしたね。

その後、Mさんに何度となく「また犬を飼って」と言いましたが、最愛のアムちゃんを失ったMさんは飼わないことに決めたみたいです。