壁屋の十勝情報

出来るだけ十勝(帯広)情報を提供しようと思っています。北海道のなかでも北海道らしい十勝地方を知って!!

住宅マメ知識

2006-02-12 14:18:16 | 住宅知識・仕事
 本日の天気。 のち  時々

 二日酔いで、天気予報を見ていないので、朝の最低気温は不明。気持ち悪い・・・


 今回は、十勝の住宅のマメ知識として、十勝では常識的な住宅知識を紹介します。

 道南方面は、亜寒帯ですが、日高山脈を越えた道東は寒冷地帯です。当然、十勝もそうです。そのため、夏対策というより、冬対策

 十勝に来られたことのある方々は多分、外観だけで見ると、他の地域とは変わらないと思われたと思いますが、他の地域と大きく違っているのは、基礎部分だと思います。


   (個人住宅の写真なので、他での無断使用は絶対にしないで下さい)


 某住宅の基礎写真ですが、埋め戻された状態での基礎写真なので、分かりづらいですが、外から見える基礎高さは、約50cm 内側の基礎高さは、一番深いところで、約1m。 この基礎を作るために、約1m30cm~1m50cm位掘ります。

 云うまでもなく、凍上防止のため深く、そしてがっちりとした形で作らなければならないのです。 また、余談ですが、道東地域は地震が多いので、基礎部分は大変重要になります


 それと、意外と他の地域から来られると知らないのが、床下換気口の使い方です。(写真で基礎に四角い穴が開いているところ)

 床下換気口は、夏には開けます。冬は閉めるのです。夏場は30℃を越える日があります。断熱材で包まれた形の住宅構造なので、一度暖まったり、湿気ったりすると外になかなか出て行かないので、床下換気口を開けて通気を良くするのです。

 冬は、当然、逆の意味で、閉めるのです。


 北海道の住宅は、とにかく断熱材の使用量が半端ではありません。壁という壁に全て断熱材が入っています。 また、天井裏、そして基礎も断熱材を貼り付けています。

 写真でいうと、外側の青く見える物が断熱材です。コンクリートの外側に断熱材を入れていますので、外断熱工法と言われています。コンクリートを冷やさない為の方法です。


 まだまだ紹介しようと思っていますが、いっぺんにはムリなので、今回は基礎編とします。

 次は何を紹介しようかな~~~