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家賃収入年1073万円! ヤフオクで稼いで不動産を買う“わらしべ大家”

2015年11月13日 06時21分30秒 | お役立ち情報
日々の収入を得るために身も心も擦り減らすのはもういやだ。金が転がり込む仕組みをつくれば人生をもっと豊かに生きられる。

■物件を買う資金は“価格差”で稼いだ

竹内かなとさんは31歳にして15戸の賃貸物件を所有している。

「大学在籍時に“自分にはサラリーマンは無理”と悟り、就職せずに生きていける道を探しました。そんなとき『金持ち父さん 貧乏父さん』(ロバート・キヨサキ著)に出合い、親友と会社をつくり、不動産経営をやることに決めたんです」(竹内さん)

が、大学を出たばかりの若者に不動産を買う金はない。そこで手始めに、身の回りの不用品をネットオークションの「ヤフオク」で売ることにした。最初は趣味のバイク部品などを売っていたが、すぐに売るモノがなくなった。

「それなら、よく売れるモノを仕入れようと『人気のオークション』を見たら、“アーシングケーブル”というのが1メートル3000円で飛ぶように売れていたんです。試しに買ったら、両端に端子の付いたケーブルが届きました」(同)

車載オーディオの音質を向上させるアース線ということだったが、大阪・日本橋の電気店に持ち込んでメーカーを特定。直接問い合わせたところ、なんと50メートル1万6000円(1メートルあたり320円)であるという。

「これを切断して、端子を付け、出品すればいいだけです。ひたすら2年間、寝る間も惜しんで切りまくりました。気が付けば売り上げ2億円、手元には約2000万円の現金が残っていました」(同)

■不動産もオークションで

いよいよ、本来の目標だった不動産投資を始めることにしたが、竹内さんが目をつけたのは初心者には難しいとされる競売物件だった。

「後になっていろんな人から“いきなり競売物件とは度胸あるな”と言われて(難しいイメージがあることを)知ったんですが、もともと僕らは主戦場がヤフオクでしたから“オークションならいいものが安く買える”としか考えていなかった。いままで特にトラブルなどもなかったです」(同)

いまどきの競売はネットで情報が公開されており、直接現地に赴いて下見をすることもできる。中には「難物件」と言って、傾いていたりいわゆる“ゴミ屋敷”だったりするものもあるが、「僕らはそれが解決可能な問題で、そのぶん安ければ問題ないと考えます。要は、清掃やリフォームに費用をかけても、それで借り手がついて利益が出ればいいんです。むしろ、そのような物件は業者が入札を敬遠するので、ライバルが減って僕らにはかえって好都合なんです」(同)

これまでに竹内さんが落札・購入してきた物件の一覧(表参照)を見ると、すでに売却したものもあるが、100万~400万円の手頃な一戸建てがほとんどだ。


■5年でモトを取る実質利回り21%

さらに驚くべきは、利回りだ。現在賃貸中の15物件は平均21%、これは手数料、税金、リフォーム代などをすべて含めた「実質利回り」であることも強調しておきたい。

「それは、周辺の家賃相場を参考に月々いくらなら確実に借り手がつくかを考えて、5年で投資資金を回収できる額で入札しているからです。転売を狙うプロは利ザヤが少ない数百万円の物件は狙わないし、賃貸経営でも戸建てを一戸ずつチマチマ買う人は少なく、あまり競り合いになりません」(同)

不動産経営につきものの空室リスクについても、一戸建てだといったん借り手がつくと5年くらいは継続して住んでくれる。

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竹内かなと(31歳)
大学在籍時に、賃貸経営で身を立てることを決意。高校時代の同級生“シマダくん”と共に競売物件を買い集め、現在までに20戸を落札。著書に『働かずに年収333万円を手に入れて「幸せ」に暮らそう!』(ごま書房新社)。

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苦悩するヘッジファンド 投資の神、アイカーンも苦戦

2015年11月13日 06時15分37秒 | 経済
デルからデュポン、アップル、マイクロソフトに至るまでここ数年、「物言う株主」と呼ばれるアクティビスト投資家から逃れることができた企業はないようだ。当該企業の規模や産業分野がどのようなものであろうと、豊富な資金で武装したヘッジファンドのアクティビストは企業に圧力をかけ、取締役の椅子を獲得し、決定を覆し、自社株買いを実施し、合併を行い、CEOを辞任に追い込んだのだ。

アクティビスト投資の黄金の時代には、CEOや企業弁護士、ベンチャーキャピタリスト、もちろんソニーの大株主のヘッジファンドを批判したハリウッド俳優のジョージ・クルーニーでさえ、無力なようだった。

「世界金融危機後の株主アクティビスムの高まりほど、企業の戦略や財務的な決定に深く影響を与えた事項はない」

2015年当初、JPモルガンの企業金融アドバイザリーグループのレポートはこう述べている。「2003年にアクティビストのファンドが扱っていたのは総額120億ドル(1兆4,700億円)だったが、現在は1,120億ドル(13兆7,500億円)に膨らんでいる」。

しかし、今年は上場企業の株を買い占めて変革を迫っていたアクティビスト・ヘッジファンドにとって屈辱的な年となりそうだ。彼らはまだ権力の高みにはいるものの、概ね酷い一年を過ごしつつある。ファンドは暴落、アイデアは有効に働かず、事実上コントロールする企業は青息吐息。事態がこのまま推移すれば、「アクティビスト・ヘッジファンドは経営に口出しするべきでない」と、企業側に言い負かされてしまうだろう。

バリアント・ファーマシューティカルズ(Valeant Pharmaceuticals)で進行中の失策がその最たる例だ。同株は11月5日、さらに14%下落、今年に入ってから45%の値下がりとなった。年初来高値からは70%安。同社はアクティビスト・ヘッジファンドによってアクティビスト・ヘッジファンドのために経営されている。

最も影響力の強いヘッジファンドのひとつValueAct Capitalが会社の創立に手を貸し、CEOを雇い、取締役2人を送り込んでいる。億万長者のヘッジファンド活動家、ビル・アックマン氏はValeantの第2の大株主だが、6日に4時間にわたる会議を開き、スペシャリティー薬局、Philidorに関連する問題への批判に反論した。しかし、アックマン氏はこれまで業績の悪化を食い止められていない。同氏のファンドPershing Square Holdingsは10月末時点で年当初から19%下落している。

しかしアックマン氏だけが苦境に陥っているのではない。アクティビスムの老練な政治家とも言われるカール・アイカーン氏のファンドは第3四半期10.3%下落し、9月末時点で年初から2.8%の値下がりとなった。バリー・ローゼンスタイン氏の110億ドルの巨大ヘッジファンドJana Partnersも10月時点で年初から4%程度、値を下げている。

若い世代で勢いのあるヘッジ・ファンドマネージャー、リチャード・マクガイル氏のファンドも4%値下がり。億万長者ダニエル・ロブ氏のThird Pointも横ばいにとどまっている。

5日、Valeantの株が再び下落している中、ローゼンスタイン氏のファンドも、半導体メーカー、クアルコムも業績に対する失望から15%下落した。ローゼンスタイン氏は同ファンドとしては2番目に多い20億ドルを同社に投資して、大規模な自社株買いやコスト削減、役員報酬の支払い方式の変更などを実施させていたにもかかわらずだ。

米国市場ではアクティビストの巨大ヘッジファンドの調子は確かに悪い。ただし、彼らが完全に市場から手を引こうとしているわけではない。