2014年8月24日、中国版ツイッターに、日本の幼稚園の教育に関する文章が掲載され、中国ネットユーザーが驚嘆している。
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掲載された文章の概要は以下。
●無数のかばん
幼稚園に入園すると、母親はたくさんの大小さまざまなかばんを用意する。園児は自分でこれらに洋服や靴、弁当などを入れる練習をする。2年もすれば園児はきちんと自分で整理整頓ができるようになる。日本人のごみの分別の精神は、子どものころからの教育と関係しているのかもしれない。
●大人は手ぶら、荷物は子どもが自分で持つ
朝、子どもを幼稚園に送るとき、日本の親たちは子どもにすべての荷物を持たせる。子どもの代わりに持ってやることはしない。愛は手の中にではなく、心の中にある。
●繰り返し着替える
日本の幼稚園では、園児たちは幼稚園に到着すると靴を履き替える。運動をするときには運動着に着替える。子どもたちは毎回、自分で着替え、大人は手を貸さない。そうすることで、日本の子どもは独立して生活できる能力を養っていくのだ。
●冬でも短パン
日本の幼稚園児は、どんなに寒い日でも短パンをはく。日本の大人たちは子どもに厚着をさせないことで、寒さに負けない健康的な身体と強い意志を身に付けさせる。
●年齢を超えた教育
朝、または午後、園児たちは年齢にかかわらず、みんな同じ園庭で遊ぶ。こうすることで、年少の園児はお兄さん、お姉さんの気持ちを、年長の園児は弟、妹の気持ちを学んでいく。
●教育は子どもに“笑い”と“感謝”を教える
日本の幼稚園では知識教育は重視していないようである。園児たちが読むのは教科書ではなく絵本だ。幼稚園の先生に何を教えているのかを聞くと、「笑うこと。どこに行っても笑うことは非常に大切。あとはありがとうを言うこと」と答えた。
●防災意識
日本は天災の多い国である。幼稚園では「命を大切にすること」や「他人をいたわること」を学び、天災が起きた際の生存能力を養うことも行われる。幼稚園では定期的に防災訓練が行われている。
この文章を掲載したネットユーザーは、「日本と言えば『変態』だと思うなかれ。彼らの教育が素晴らしいことは否定できない。彼らのスローガンは『教育は最もコストがかからない国防』である」と書き込んでいる。
これに対し、中国のネットユーザーからは以下のようなコメントが寄せられている。
「素晴らしい!」
「先進国の教育だ」
「中国は完敗」
「彼らは憎いが、確かにわれわれが学ぶ価値があるものだ」
「日本人の礼儀礼節は、世界から認められている」
「相手を追い抜きたければ、まず自分が相手よりも劣っていることを認めなければならない」
「子どものころ日本で過ごしていた先輩は、日本にも良いところと悪いところがあると言っていた。特に、日本の学校はイジメがひどいって」
「少なくとも、日本と韓国は素養と礼儀において中国よりも上」
「日本人はどう考えても韓国人より優れている」
「歴史を抜きにすれば、日本人は非常に尊敬に値する民族だ」
「日本の電車で山ほど荷物を抱えた小学生を見て、私たちはみんな仰天した!」
「日本が今、学んでいることは、まさに当時の中国が捨て去ってしまったもの」(翻訳・編集/TK)